伊藤比呂美さんの本で泣くの巻 | のほほんいこう

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トホホな日常をのほほ~んと綴りたくて始めたブログですが。娘2人の不登校や父の末期癌や母の大動脈解離などいろいろありました。40代から始めて今や還暦過ぎ。長い長い自分の記録になりました。ボケ防止だと思って書いてます。

前に同じ伊藤比呂美さんの本
「たそがれてゆく子さん」を読んだ

その前に書かれた本↓今度はこれを読んだ

読みたくて探した
(貧乏なのでBOOK・OFFで)
やっと見つけて、大事に大事に噛みしめて読んだ
別に閉経について書かれているわけじゃない

この時期の「漢」おんなの話だ

あはは、わかる、あたしもだ(笑)

そうやって最後まで読んできて


最後のページでまんまと泣かされた

悲しいとかじゃなくて
ただ親近感で泣いた

いや、共感してもらって仲間と言ってくれて
ありがとうm(_ _)mと思ったら😢😢😢

「良いおっぱい悪いおっぱい」
「おなか、ほっぺ、おしり」
昔、この本に励まされ、赤ん坊を3人育てた

大人になった子供のこと、娘の結婚
夫のこと、老いた親のこと
実家の後片付けのこと

気がつけば私もまた満身創痍だったのだ!

それでも、朝になれば起きて
また1日1日どうにかこうにか生きている

「まだ会っていない読者も、ひとりびとりがみんなあたしの女友達だ。声が届きますやうに。」

これが最後の二文だ。(本文引用)
込み上げる嗚咽、流れる涙。

寝たきりで痴ほう症のお母さんの所へ通い
熊本で1人暮らしのお父さんの所へ通い
3人の子供の母親で
頑固で偏屈な(ごめんなさい)夫君がいて

そんな伊藤比呂美さんの本は
私の気持ちそのまんまで

「ぼろぼろになって疲れはてて、それなのに朝が来れば、やおら立ち上がって仕事に出て行く。ふだんは自分が傷ついていることなんか気づいてもいない。」(本文引用)

私も実家の後片付けをしたのです
心は血まみれの傷だらけだったことに
この本を読んで気がついたのです

私はまだ道半ばだけど
どうにか頑張れそうです

声が  確かに届いたから