不安神経症 | のほほんいこう

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トホホな日常をのほほ~んと綴りたくて始めたブログですが。娘2人の不登校や父の末期癌や母の大動脈解離などいろいろありました。40代から始めて今や還暦過ぎ。長い長い自分の記録になりました。ボケ防止だと思って書いてます。

もともと心配症で臆病な母は
若い頃から あらゆる検査を受けていて

目眩がするとか
胸が苦しいとか
ムカムカ吐き気がするとか
頭が痛いとか
手が痺れるとか
その都度、すぐに病院に行く

テレビで聞きかじった話を
全部、自分に当てはまると思い込み
あれこれ医者に文句を言ったり
薬にも注文をつける

脳ドックも受けてるし
MRIやCT 内視鏡だって何回も受けてる

目と関節以外は、健康そのもので
あらゆる検査の数値は正常そのものだった

それで去年
本当に急性大動脈解離になったとき
最初に正しく診断されなくて
「不安神経症」「パニック発作」
と誤診されてしまったのだ

症状が落ち着いて
4週に1度 診察を受けて
検査結果を見ながら 薬の量を調節して
塩分と水分を制限して 体重を管理する


本人はいつか完全に治ったら
好きなだけ塩分も水分もとれるようになると思っていて、治るまでは頑張るつもり


でも おそらく生きてる限り制限は続くのだ
そうしないと生きられない体になってしまったから


そこがわかってない

なかなか治らないことを 医者のせいにして
医者の悪口を言う

今回、薬を減らしてみたことで体重が増えた
それは よくない体調の変化ではあるけど

薬を使い続けることで 
腎臓に負担がかかっているから 
少し休んでみましょうと言われたの

それを正しく理解していない

体重に気を付けるように言われた!という
そのことだけに、こだわり過ぎていて

4週待っていられずに
すぐに医者に行こうと電話する

そりゃ病院だって、
来なくても大丈夫なんて言えないよね
万が一急変してたら大変だから


「来て下さいって言われたもん」


そうやって、予約も無しに 何回も医者に行っているのだ

必要以上に不安がっているとしか思えない


去年のことがあるので
私も最初は心配して 駆け付けたよ


どんなに苦しいんだろうか
パンパンにむくんでいるんだろうか


ドアを開けて会った瞬間


私の服装に文句をつける

山口達也君のことを あれこれ批評する

顔も手も シワシワで浮腫んでないし


確かに体重が増えてはいるらしいが
そこまで緊急を要する体調の異変ではない


そうだよね

こういう時のために 
ケアハウスにお願いしてるんだもの

見るからに浮腫んでたり
息が苦しそうだったら、
スタッフさんから私に連絡が来るはずだし
もっと緊急なら、
救急車だって呼んでもらえるもの


そのことを指摘すると とたんに怒りだす

昨日は本当に咳き込んだんだとか
本当に苦しいんだとか 

大きく力強い声でガンガン言い返す
それ、元気だろ

毎日3回 食堂まで行ってご飯食べて
みんなとお喋りして

血圧と検温してからお風呂にも入ってて
体に保湿クリームぬって

床を雑巾かけまでしてたら

それって 元気な方だろ


私にじゃなく、叔母に運転を頼んで
予約外で急に診察してもらって

帰りにランチは食べるわ
夏用の可愛い帽子を買っただの
夏服を買っただの


全然 具合が悪い人の行動じゃないじゃん!

叔母の用事を休ませて呼びつけて
往復送り迎えさせて

1回なら仕方がないと思うけど
毎週それをやるから
腹が立ってケンカ


だけど去年みたいに
本当に大変なことだったらと思うから
叔母も私もその度に 駆け付けなくては


不安神経症

病院のカルテにも きっとその旨 記されてて 要注意患者なんだろうな

OCDのなせる業なので
本人は嘘をついている認識はない
大真面目に不安なのだ


ふりまわされる回りが迷惑