ふとんかご


現場の進歩状況が遅れていて

ちょっとあせりぎみのみそぱん。あせる


橋の上部、床板のコンクリートを養生してる間に

次の作業をすすめます。


写真は、ふとんかご」というものを設置しています。

文字通りふとんが入りそうなかごに

おっきい石を詰めただけのものだけど、

斜面の土砂が流れてくるのを

抑える効果があるんだよ。

簡単な水路の役目も果たすんだ。

ただ、無造作に石を入れちゃうと

形が崩れてかごが変形してしまうので、

一個一個、ていねいに動かないように組んで入れる。

けっこう、手間がかかる。


実は、いまやってるみそぱんの現場、

宮城県との県境に近い山の中。


この作業の最中、

大きな地震があった。


この山を越えた宮城県の地震は、報道のとおり。

この山のこっち側の

みそぱんの住む町にも影響があった「らしい。」

不思議なことに、山で作業をしていた人は

誰一人、この大きな地震に気がつかなかった

もちろんみそぱんも。

ふとんかごの石も崩れるなんてことはなかった。


携帯携帯に「地震あったけどだいじょうぶ?」ときたが、

「別に。」とそっけなく対応した。

仕事を終えて山を降りて初めて

地震の大きを知った。


揺れる街の 騒ぎも知らず 山鳥の

啼く楽園か 孤高の山か

(みそぱんのなんちゃって川柳)


被害にあわれて、亡くなった方の

ご冥福を祈ります。