函館港開港120年記念乗車券(昭和53年・1978年) | 記念切符あれこれ

記念切符あれこれ

亡き父が集めていた記念切符、実家からもらい受けたものの、箱に入ったまま納戸にしまい込み10数年、あまりにも雑多に入っているので、少し整理をしようと思い立ち、それならブログに写真を貼ったら一覧代わりにになっていいかも・・・と思い、少しずつ記録することにしました。

これ、3部ありました。
袋にも印刷が入っていたので、袋に入ったまま、まずパチリ。

袋から出してみたら、二つ折りになっていましたので、広げます。

昭和10年7月1日の函館新聞の紙面が地となって、カラーの記念切符が3枚。
ただ、切り取り点線とか入っていないので、利用するのはハサミが必須です。
横浜の開港記念日は6がつ2にちですが、紙面には函館開港記念日を7月1日と定めたと記載が
あります。
この紙面、もともと文字が不鮮明で読み辛くて・・・私の写真技術のせいだけじゃありません。
その証拠に、半分ずつあげましょう。

記念切符部分は読めても、紙面の文字は大見出し以外読めないでしょ?
記念きっぷには、やはり黒船とペリーさんが。
下半分はこちら。

第一回みなとまつりのポスター(開港77年・1935年)に、開港79年(1937年)・89年(1947年)・94年(1952年)・100年(1958年)を挟むように119年(1977年)のポスターが。
第一回と開港119年はこれが発行される1年前なのでわかりますが、中の小さなポスターは
いやに半端な記念年です。
右側の帆船は1976年みなとまつりの花電車「日本丸」とありますが、花電車とは?
 
裏面いきます。

それぞれのきっぷの裏に解説がありました。
ペリーさんのは「開港」に至る歴史が、みなとまつりのポスターの裏は、祭りの歴史が、
そして「花電車」の裏には更に「花電車・御朱印船」と・・・。
このシルエット、船じゃなんて電車なんですか?
 
解説を読んでいたら、1859年6月2日に神奈川・長崎と共に開港されたとありますが、
この6月2日は太陽暦だと7月1日にあたるので、7月1日を開港記念日に制定したとありました・・・ということは、横浜は太陰暦の日付のまま開港記念日を定めたと?
ただ、函館では天候や子供たちの夏休みの関係から。昭和41年より港まつりを8月上旬・
土日を挟んで5日間へとずらしたそうです。
その文面にも「花電車」の文字が・・・う~ん・・・こういう時は調べるに限る。
「花電車」とは電飾付きの市電だそうです。
写真特集がありましたので、貼ります。(こちら)
函館音頭などを流しながら走るんだそうで・・・乗客は乗れないみたい。
 
実は、このきっぷの袋の中に、この手紙が入っていました。

懐かしい青焼きの印刷・・・!
設備会社に勤めていた頃、大型コピーと共によく青焼き図面を焼いたものです。
これから44年経ちますが、色あせないものですね。
函館交通局の方々の葉颯爽の苦労が読み取れます。