年が明けてから
苦手な「トイレ無し電車」に乗るチャレンジを少しずつ続けている
トイレ付き電車だったら乗れたり
在来線でもグリーン車だったら安心して乗れたり
新幹線だったら何とか乗れるようになったり
トイレ無しでも
乗りなれた路線で少しずつ乗ってみたり
結構な遠く(自分にとって)までいきなり乗ってみたり。
それを見て人は
もう大丈夫でしょ
って言ってくれる。
自分でも乗れた直後は
もう大丈夫なんじゃね?
って思う。
だけど、
やっぱりちょっと時間が経って乗ると
私の心にはやっぱり不安がやってくるのだ。
その感覚をちょっと客観的に見てみようと思う。
心屋大好き心屋オタク
エリージアム巣立ちコース修了
コバマス123期受講中
ぢんさんに愛されまくってる
きみちゃんです。

昨日は
柴又帝釈天に行ってみたくて
柴又駅まで電車で行ってみた。
柴又駅のある京成電鉄は
トイレ無しの私鉄だ。
私の苦手とするタイプの電車。
でも、
乗り継ぎ案内を見てみたら
本線で4駅8分、
支線に乗り換えて1駅2〜3分。
…あれ?
もしかして行けるんじゃね?
パニック障害持ちの人はだいたい共通した感覚を持っていて、
閉じ込められて逃げられない空間が苦手だ。
私の場合はそれに加え、
過敏性腸症候群もあるので、
トイレに行けないかも
という恐怖感がとても大きい。
閉じ込められる恐怖
+
お腹が痛くなってもすぐにトイレに行けない恐怖
だけど、
駅間2分って、かなり短い。
電車の加速減速の時間を考えてみても、
実質、速度上げて走ってる区間は短い、ということだ。
ということは、
閉じ込められる時間も短いし、
仮に
駅を出発してすぐにお腹が痛くなっても
直ぐに次の駅に着く。
ということは、
何とか乗れるんじゃね?
そう思えて
チャレンジすることにした。

写真は京浜東北線と宇都宮線?
京成電鉄、
乗り換え含めて乗るのは多分初めて。
なので
乗り継ぎの待ち時間含め
Yahoo検索する。
待ち時間が長いと、
それはそれで逃げ出したくなって怖くなるのだ。
だから、
適度な待ち時間がベスト。
(待ち時間が、短いと走ってしまって息が上がるから怖くなる)
そうしたら、
今、トイレとか行かずに乗ったら
乗り継ぎ時間もちょうどいい感じの電車があった。
ちょっと飛び乗る感じにはなりそうやけど。
でも、
下手に待ち時間がない方がいいのだ。
待ち時間があるといろいろ考えてしまって
怖くなって乗れなくなる。
だから、
その電車に飛び乗ることにした。
第一関門クリア。
電車に乗ってから
抗不安薬も飲む。
効くのにしばらく時間が掛かる。
2分で次の駅に着く。
分かってるし、
何かあった時のために車掌さんの目の前の席に座ってるのに、
やっぱり
扉が閉じて
電車が走り出すと
心の中にモヤモヤとしたものが湧いてくる。
落ち着かなくなる。
ソワソワする。
恐怖にはまだ達していない。
こんな時は
たった2分なのに
とってもとっても長く感じる。
荒川を渡ってるーーー
と外に意識を向けて見るも、
完全に意識は外に飛んでない。
不安の方に目がいってしまってる。
ここで不安の気持ちに完全に心の目がロックオンされてしまったら、
不安のドツボにハマってしまう。
自分で抜け出すのが困難になる。
焦ってもダメだ。
どうするんだっけ
どうするんだっけ
どうするんだっけ
私は何が怖いんだろう
どうなることが怖いんだろう
私の怖いの感覚はどんな感じなんだろう
そちらに目を向けてみることにした
私はひとりぼっちになるのが怖い
一人で倒れてしまって
ひとりぼっちで倒れてしまってるシーンが目に浮かぶ
それが怖い
そして
人が声を掛けてくれたらくれたで
それも申し訳なくて仕方なく思ってしまう
私なんかのために
足を止めさせてしまってごめんなさい
そうやったな
ひとりぼっちになるのが怖いんやな
一人でその恐怖、苦しみに耐えなきゃいけない
ってのが
たまらなく怖いんやな
人に迷惑かけるのも
たまらなく怖いんやな
大丈夫やで
知らない人に「助けて」って言ってみたらいいんやで
知らない人に助けてもらったらいいんやで
車掌さんが居てる
駅員さんが居てる
乗客も居てる
売店のおばちゃんも居てる
道行く人も居てる
誰かに
「助けて」って言うたらいいんやで
助けてもらったらいいんやで
…そやそや
すぐに忘れてしまうわ
知らない人に助けてもらったらいいんやんな
それをやる練習でもあるんやんな
そう思いながら
心のモヤモヤも覗いてみる
薬も効き始めているのもあるのか
少しずつモヤモヤが収まって来ている
最初の一駅目の2分はとっても長かったけど
どんどんと次の駅に着くのが早く感じられるようになってきた
モヤモヤの正体が見えない時は
そのモヤモヤに引っ張られてしまう
見えない恐怖に包まれるというか
完全に出来た訳ではないけど
少し自分の不安がどこから来てるものなのか、
どういうものなのか、
何が怖いのか、
それを見つめてみることで
その不安の輪郭が見えて
自分に「大丈夫だよ」って言ってあげられるようになるのかな
このモヤモヤを何とかしようと、
消してしまおうとすると
焦ってしまって
ますます不安に縛られてしまう
だから
なるべくそのまま見つめてみる
これが
不安を味わう
恐怖をそのまま味わう
ということなのかな
どうしても不安や恐怖は心地いい感情ではないので
排除したくなりがちだけど
ちょっとずつ私も
感じられるようになって来てるのかな
何度も何度も言われてきた
不安を味わう
不安を何とかしようとしない
不安に浸る
こんな感じなんだろうか
きっとまた
電車に乗る時には
不安や怖さを感じているだろう
そして
その度に
どうするんだっけ
どうするんだっけ
どうするんだっけ
ってあたふたするんだろう
でも、
あたふたしてもその都度思い出して
自分の不安に向き合っていく
きみちゃんは何が不安なの?
そう自分に聞いてあげる
それを何度も何度も繰り返していくんだろうな
そうして
自分の中の不安や恐怖を毛嫌いせずに
そんな自分そのままにOK出していけるようになっていくんやろうな
地道に
何度も何度も
コツコツと
そんな自分のことも
全部ひっくるめて許していこう