母はネ申。
それは
相手のことはお構い無しに
言いたいことを言う
やりたいことをやる。
その言動だけではないなぁと。
私は2人姉妹。
母はよく私に電話してきて
妹の愚痴を言っていた。
「あの子(妹)、
すぐ怒るから怖いねん」
「いつも忙しそうにしてて、
イライラしてるやろ?
電話しても、キツイ口調やし」
「だから、話したくても話されへん」
そんな話をいつも聞かされていたので、
そっかー、
確かに妹はめっちゃ頑張り教やし、
いつも忙しそうにしてるし、
私と違って
母にも言いたいことポンポン言うてるから、
母にとっては怖いんやなー
って
ずーっと思ってた。
だから、
私は母の聞き役にならなきゃ、
私は母に優しくしなきゃ、
って思ってた。
ついこの間までは。
妹自身も
「私、そんなにお母さんのこと好きちゃうし」
って言うてたし、
「お母さんよりも、
今の家族の方が大事やし」
とも言うてたから、
お母さん大好きで
誰よりもお母さんのことを一番に考えてしまう私の方が
お母さんから頼りにされてて当然、
お母さんから(妹よりも)可愛いと思われてて当然、
とマジで思ってた。
ついこの間までは。
しかし!!!!
ついこの間、発覚した。
ポロっと母はこぼした。
「どっちも同じぐらい
カワイイ娘やからなぁ...
きみちゃんにだけ
誕生日プレゼントあげる訳にはいかへんやん?
一人にしてあげたら、
もう一人にもしてあげたいって思うやん?
親やから」
...ガーーーーーーン!!!!
ガ、ガーーーーーーーン!!!!
えっ、
妹のこと、怖かったんじゃないの?!
怖くて何も言えなくて、
何も頼めないから
いつも私に言うてきてたんじゃないの?!
妹には怖くて何も話せなかったんじゃないの?!
よくよく妹に話を聞いてみたら、
妹は私と同じぐらい
母の話を知ってたーーーー!!!Σ(●д●)
私が一人で
母のためにって悩んでたことも
妹も知っとったーーーーー!!!Σ(●д●)
なんじゃこりゃーーーー!!!(爆)
母は全く悪気なく、
どちらにも愚痴をこぼし、
どちらにも甘えていたのだ。
そして、
母の愚痴を真に受け、
母を守らねば
母を助けねば
と一人正義のヒーローになろうとしていたのは
私だけだったorz..
あー、
お母さん、ホンマに神やわ。
どちらにも
ちゃんと味方してもらえるように
ちゃんと助けてもらえるように
やってはったわ

悪気は全然なく。
計算しているわけでもなく。
ただただ
その時その時の気持ちに正直に、
どちらにも上手に甘えて
上手に助けを求めてただけ。
それを私は
51年間
母は私だけに助けを求めてるんやと思ってた。
だから、
何がなんでも
私がお母さんを助けなきゃ
私しかお母さんを助けられる人はいないんだから
って思って
自分を犠牲にしてまでも
お母さん第一でやってきた。
でも、
そんなことする必要は全くなかった。
お母さんは
その時その時に
ちゃんといろんな人に助けを求めて、
助けてもらってたんだ。
そうやって
ちゃんと自分で何とかしてきてたんだ。
助けなきゃいけない人でも
かわいそうな人でもなかったんだ。
衝撃の真実(笑)
もしかして、
あの時もあの時もあの時も
私が助けなくても
お母さんは大丈夫やったのかもしれない。
私の心を置き去りにして、
自分自身を傷付けてまでも
お母さんを助けることはなかったのかもしれない。
心を凍らせて
心を麻痺させて
怖い中
お母さんを命懸けで守らなくても良かったのかもしれない。
なーんだ
なーんだ
なーんだ
これがコントか。
笑けるwww
あの時の私は必死やったし
頑張ってた。
だって、
大好きなお母さんを助けたかったから。
でも、
大好きなお母さんは
助けなくても大丈夫な人だったみたいよ(笑)
ホンマに助けて欲しいのんは、
私やんな。
まあ、
今でも私はお母さんが大好きで大好きで
切なすぎるぐらい大好きやから、
また助けたくなるんやろな。
でも、
自分の気持ちを犠牲にしてまでは
助けるのはやめよう。
趣味程度に
助けたい時だけ手を貸そう(笑)
そして、
大好きなお母さんの
そんな神っぷりを
私も見習っていこう。
私もそんな人になっていこう。