タバスキ(犠牲祭)
1月11日(水)は、イスラム教徒にとって待ちにまった?!一大イベントの「タバスキ」でした。
前にもちょこっと触れたような気もしますが、各家庭で必ず最低一頭の羊を購入し(イスラム教徒の義務)、それをアッラーに生け贄として捧げるのです。
この羊がまた結構高いのですよ。一頭、安いのでは30000Fcfa(約6000円)~高いところでは100000Fcfa(約2万円)します。日本的に物価として考えると、ちょうどFcfaを円で考えると同じような感じです。
なので、日本物価で3万円~10万円の羊を買わなければならない!という義務なんですね。
現地人にとっては一ヶ月の給料以上の値段を羊にかけなければならなかったりもするので、やはり大変。
そして、なにもお祭りに係るお金は羊だけではなく、他の料理の材料費だったり、服も新調するし・・・などなど、本当にお金がかかっているようです。
というわけで、このタバスキはものすごくお金がかかるんですね・・・。
そりゃ、タバスキ前に犯罪が増えるというのも納得なのです。
特にこの国はお祭りごとが多いから、そのたびにお金がかかって大変だと現地人は嘆いております。
さて、そんなタバスキが11日にありました。正確には11~13日の3日間みたいです。
お金がなくて11日に羊を用意できなかった家庭は12日、12日も無理だったら13日・・・という感じみたい。
それ以降は知りません・・・(汗)
私は色々、同僚や友人にお誘いを頂きましたが、全部行けるわけもなく・・・・
でも、がんばって3軒はしごしました。かなりの強行突破!
まず、11日は朝9時頃からお祈りが始まります。
モスケに人が入りきらないので、写真のような広場に集まりお祈り。
前にはマラブーと呼ばれる伝道者っぽい人が演説しており、それを聞き入っています。
とにかくすごい人なのです。
そこを後方から見学しつつ、10時ちょっと前にお開きになったのでそそくさと友人宅へ。
お祈りを終えた男性がこのあとに生け贄の羊ちゃんの首を切るのです。
たいてい、地面が砂である家庭が多いので、その砂を掘ってそこに羊の首を置き、家族の男性達や近所の男性達の手を借りて、羊を押さえ「ずぶっ」と、いともあっさり殺します。
友人宅は昨年、庭の砂地面をリフォームしてタイルになったので、ビニールシートみたいものを敷いて、その上に砂をかぶせ、そこで首を切っていました。
殺された直後の羊は結構ばたばたするもので、しばらく押さえていないと駄目なんですよね。
うん○もころころでてきていました。
すっかり死んでしまった羊は、速攻男性達によって解体されます。
ということで、イスラム教徒の男性ってみんな羊の解体ができるんですよね。手馴れた手つきだったしなぁ。
もちろん子どもは見ていたり、ちょっとお手伝い程度だけれど、18歳以上だともう解体していますね。
こんな感じで、黙々と切り裂かれていきます。
写真もかなり撮ったけれど、結構な衝撃映像なので控えておきますね♪
なんと男性3~4人で、2~30分で全て解体してしまっていました。全てですよ!全て!
食べれるところってこんなにあるんだ・・・・というくらい、そこまで切るの?!取るの?!と私なんかは、何も知らないからびっくり。
もちろん顔も全部皮をはいでいました。歯以外は全部食べれるし、スープの煮込みやクスクスに使えるそうです。
驚いたのは内蔵系。え~~~~!まじで!?それも?!みたいな、私にとって得体の知れないものもストックしていました(笑)
自分が無知だなぁ・・・・何もできないなぁ・・・・とも思いましたねぇ・・・・
この家庭は2頭の羊を用意していたので、男性人は汗をかきながら解体です。
その時、女性人はご飯の支度ですね。炭火をおこしていたり、肉のつけ合わせを色々作っています。
そして、解体された中の「レバー」を超新鮮なうちに炭火で焼いてくれ、いただきました。
これにマスタードをつけていただくのですが、これが臭みがまったくなくて本当に美味しい!
こちらの写真は肉を切り分けたり、二頭分はあまりにも量が多いので、保存用に振り分けたりしています。
そんなときに近所の家庭からお肉プレゼントがやっています。
近所同士で自分の家のお肉(生肉)を分け合うみたい。
でもね、面白いなぁと思うんだけれど、お返しにまた自分の家庭のお肉をあげるんだよね。
物々交換っていっても、同じ「羊肉」の交換。
バリエーションないじゃん!
なんか不思議。
違う物をもらえたら嬉しいと思うのは私だけではないと思うけれど、ここは古い伝統なのですかね?!
ここの家庭では、肉の味付けだとか付け合せのマッシュポテトだとかの作り方も見れたし、写真もたくさん撮らせてもらいました。私が写真撮影を色々したいのを知っているから、気が楽です。
ここの家庭のマッシュポテトはいつもおいしいなぁ~と思っていたけれど、それもそのはず、作っているところを見て、これは食べすぎに気をつけなければ・・・・という大変高カロリーなものでした・・・・
そんなこんなで時刻は14時半頃。待ちに待ったランチです。
大変おいしく頂きました!
このあとは自宅へ戻り、りんご酢を飲んで2軒目の家にれっつゴー!と行きたいところでしたが、ここで大問題発生。
家の門の鍵が壊れて開かない・・・
外に出られない・・・・とういハプニングが・・・
こちらについては後日UPします。
でも、色々あった末、なんとか鍵は直り2軒目に行きました。
私がリスペクトしている同僚の先生宅に初めてお邪魔しました。
ここでも「マイ写真集」を見せてくれ、逐一説明してくれ、そして夕方なのに「タバスキ」だからうちのご飯(羊)を食べていってくれ!と料理が出てきました。
先ほどの食事から3時間ほどしか経過していなかったはず。
かなり苦しいですが、食べましたよ。断るわけにはいかない。
そして甘い甘い炭酸ジュースとお茶をいただきました。
(私は炭酸ジュースは得意ではなく、紅茶・コーヒーはいつも砂糖は入れません)
ここには2~3時間お邪魔したのち帰宅しました。
そして3軒目。もう外は真っ暗です。
でも、この家に行かないわけにはいかない!私の髪を編みこんでくれた人はここの家の親戚の方なのですが、まだ、私のトレース姿を見せていませんでした。
私としてはこのタバスキが終わったら、髪の毛をほどいて普通にしたかったため、どれだけ疲れていようが彼らに私のトレース姿を見せなければほどけない!という強迫観念のようなものもあったのです(笑)
見せないまま、トレースをほどいたら後でお叱りがくるのは言うまでもありません。
だんだん地肌もかゆくなってきますしね、きつく編みこんでいるとやっぱり洗ってもかゆいものです。
そしてここの家庭ではいつものように居間でごろごろ横なったり、入れ替わり立ち代り来るお客さんと挨拶したり・・・・
22時半過ぎに夕飯です。
写真ではよく分からないし、綺麗に写らなかったけれどこれも羊と玉ねぎと調味料たっぷりの一品。
ちょっとスパイシーでかなり美味しかった。
が、かなりの油でしたね・・・・
フランスパンといただきます。おなかもいっぱいだし、一日中、羊ばかり食べているけれど、やっぱり食べ始めると、ついつい食べてしまっているんです。
こわいこわい・・・・
もう「ごちそうさま」と言っても、「駄目だ!まだ食べろ!食べろ!」と強引に食べさせられている部分もあるのですが・・・・
本当におなかがいっぱい。
そのあとは恒例の甘い炭酸ジュース。
イベント前はいつも私はなかなか眠れません。小学生の時からそうです・・・
昨日も何故か3~4時まで寝付けなかったので、この日は眠さと疲れもあってくたくた・・・
でも、現地人はとっても元気♪
夜はとっても綺麗に着飾って、友人宅に挨拶にまわったり、家で過ごすみたい。
もちろん、メークもばっちりです!
こうやって私のタバスキは過ぎていきました。
日付が変わる前に自宅に戻ってほっと一安心。
だけれど、速攻、トレースをほどくためシャワーでした。
が、なかなかなかなかきつく編みこまれたものだから取れない~~~~苦しみました。
だって、水シャワーで寒いし・・・
トリートメントをどれだけ使ったか。
抜け毛がどれだけあったか。
でも、自分のそのままの髪で就寝し、ひさびさにぐっすり眠れた気がしました。
朝起きたら目が腫れていたしね(笑)
このタバスキの一ヵ月後にまた「タマハリ」というお祭りがあります。
まだまだお祭り続きだなぁ。







