タイトル---天に勝つ事あたわず。第1348号 24.90.02(日)

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寺田一清著『二宮尊徳一日一言』、9月1日をご紹介致します。

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 天に勝つ事あたわず

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 俗歌に「箱根八里は馬でも越すが馬で越される大井川」と言へり。其の如く人と人との上は智力にても、弁舌にても、威権にても通らば通るべけれど、天あるを如何せん。智力にても、弁舌にても、威権にても、決して通ることの出来ぬは天なり。(夜話一四七)

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【略解】 いかなる知力・権威にても勝つことが出来ないのは、天の支配力である。.

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〔コメント〕 まさしくその通りなのですが、今の政権を担当している人たちは、無頓着に思えてなりません。今の状況は腐った魚を炎天下に放置してあるように思えてならないのです。国民大衆も天と同じなのです。天を愚弄したら大きなおしおきがくるでしょう。

 



タイトル---学問館143回になりました。第1344号 24.8.31(金)

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 4月9日開始した「暁の学問館」が今日で143回になりました。ヒルティー著『幸福論』は解説を残し今日で読完しました。感想はそれぞれある訳ですが、一応読むということは良いことだと思います。

 私ごときが対したことは提言できませんが、折角の人生、幸せになりたければ、自ら幸福を感じる生き方をするべきだと思うのですが。そのためには、どんなにささやかであっても、主人公として生きて欲しいのです。

 今朝の学問館は大人は人3人でしたが、それぞれ主人公で生きているのです。

 それはやがてボケないためでもあると位置づけています。生き甲斐があれば健康維持にも貢献できると信じています。金がなくても大変幸福を感じることが出来るのです。

 今朝の新聞広告に週刊誌の見出しが掲載されています。AKBに関しても若干揶揄する表現が書かれているようです。ふと思ったことは、AKBをアッカンベーというのだなと。それにしても年端の行かない女の子たちをもてあそぶ大人とメディア、これは何とかならないものでしょうか。元NHKアナウンサーの鈴木健二氏はご自分の仕事場を「虚像の世界」と表現したことがありました。

 正解をお教え致します。背伸びは、真の幸福にはつながらないということを。



霊の力無視し自分で自分売る 

     人々それに信頼をせず   1160 幸福論

タイトル---過ぎたるは猶及ばざるが如し。第1342号 24.8.27(月)


 通常、聞きならされた言葉ですが、今朝の学問館の勉強の際出てきました。

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子貢問う。「師と商とは孰れか賢れる。」子曰く、「師は過ぎたり。商は及ばず。」曰く、「然らば則ち師愈(まさ)るか」子曰く、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」 (『論語』先進第十一)

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〔通釈〕 子貢が「師(子張)と商(子夏)とは、道を修める上においてはどちらが勝っておりますか」と尋ねました。孔子が言うには「師は過ぎている。商は及ばない」。子貢は過ぎたのは及ばないのより勝っていると思ったから、「そうしますと師の方がまさっておりますか」と尋ねました。孔子が、「過ぎたのは及ばないようなものだ」と。

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孔子は、常に中庸を最高なりとして、過不足等しくよくないとされているのであった。賢者の過ぎたのは愚者の及ばないのに比べ勝っているわけであるが、ともに中庸を失っていることは同じであるという観点に立てば、どちらも過不足であるということである。

〔コメント〕 今朝の『読売新聞』38面に、「修了のメリット少なく」、教職大学院、教委も効果に懐疑的という記事が掲載されています。

 名古屋大学の安彦忠彦・名誉教授は、「教員の実践的指導力の養成が目的であれば、教職大学院だけにこだわる必要はない」と語る、とされています。

 学歴の乏しい私が論ずるのは一瞬気がこ引けますが、大学院の学生に負けないくらい二十年以上の間学問をしてきた私に言わせると、多くの古典等々を教材にし、森信三先生の『修身教授録』にある学問内容を導入・踏襲して欲しいと念願します。

 今の政治家の現状を拝見し、真に日本国家を考えているでしょうか、憂えているでしょうか、疑問に思うのです。彼らが考えているのは保身だけとは言いませんが、それが最優先されているような気がするのです。

 支持率が最低ということは、速く退陣してください、という国民の悲壮な声なのです。

 今朝の読売新聞の「編集手帳」には、マニュフェスト等々よく見極めよという風な書き方をしていますが、その必要もあるが、それよりか作家・渡辺淳一氏が提唱するように、「橋下くん」にさせてみたらいいのです。

 少なくとも、現今の既成政党よりか遥かに良いという評価が降されると信じています。

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.顔淵の死に子は過度に悲哀せり 

       弟子は同じぞ公平であれ 1151 論語

君子とは事に臨みて対応し 

       事過ぎざれば執着はなし 1148 菜根譚 

商いの極意客から信用を 

       得て利益をば上げる事なり 1144


タイトル---練窮まりて福を成すもの。第1339号 24.8.23(木)


 一苦一楽、相練磨し、練窮まりて福を成すものは、その福始めて久し。一疑一信、相参勘し、勘窮まりて知を成す者は、その知始めて真なり。『菜根譚』74

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 苦しんだり楽しんだりして、修業を重ね練磨して作りだした幸福であってこそ、その幸福は永続する。また、疑ったり信じられたりして、苦心を重ね考え抜いた知識であってこそ、その知識は本物になる。


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 修業で苦楽練磨の技なるは、長く続きて本物となる。 1129


タイトル---天道と人道。第1336号 24.8.19(日)

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寺田一清編『二宮一日一言』、8月17日をご紹介します。

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 天道と人道

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 田圃の荒るるは、天道自然なり。耕.耘怠らずして、荒さざるは、人道なり。堤の潰るは、天道自然なり。之を堰て怠らざるは、人道なり。居室の破損するは天道自然なり。之を造作して怠らざるは人道なり。人心放僻奢侈に流るるは自然なり。仁義礼譲を以て之を教え之を防ぎ怠らざるは人道なり。人道の要務は私欲を制して能く勤動し、節倹を守って仁義を行ふにあり。(報徳論)

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【略解】 天道と人道の意義をこれほど明確に示されると、納得領解せざるを得ません。.

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〔コメント〕 誠に仰せのとおりです。これは天地自然を対象に説いていますが、今日の「何でも言っていいんかい」では、周辺諸国との問題が提起されました。今のまま日本人が寝とぼけたような日々を送っていると、早晩、今日の指摘が現実のものとなるでしょう。その時は、我々老人はこの世にはいませんが。

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 重臣は外国侮辱受けずして 反乱興すことのなきよう 1114

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 外国から侮辱されるどころか、外国へ国家を只で売り渡すような国家観のない議員が画策しているように思えてならないのです。