チャリティーコンサートで歌わせて戴いた。
チャリティーコンサートには今までたくさん
参加させていただいたけど、
そのほとんどが必要経費をのぞいた収益金の一部を寄付することが多い。
その必要経費の中には
会場代、ピアノ使用料、演奏者のギャランティ、
スタッフ&出演者お弁当代、チラシ&パンフレット印刷代、
・・・
などが含まれることが多いので実際演奏会をして
お金が余ることは少ないと思う。
なのでわずかな金額しか寄付出来ないことが多いので
会場受付に義援金箱を設置したりするケースをよく見かける。
ところが今回の「連続チャリティークラシックコンサート」は違う。
出演者もスタッフも皆、手弁当持参の完全ボランティア。
チラシパンフレットも実行委員会が準備し、
会場、ピアノ、楽屋使用料、イス並べ、舞台セッティング、あと片付け労力までを
「ミュージック&カルチャー プレリュード」
という会場オーナーが無料提供してくださり、
お客様2000円の会費×人数分全額が日本赤十字社に送られる。
第5回は器楽が続いたのではじめての声楽。
ソプラノの室北昌子さん、古野康子さんが黒崎愛さんのピアノ伴奏で
1部は歌曲集、第6回のピアニストの宮崎由紀子さんが次回の
ご案内に1曲演奏をされて
2部は「フィガロの結婚・プレリュードヴァージョン」
私は友情出演でフィガロの中のバルバリーナ役。
室北さんの扮するマルチェリーナ・ナビゲーターが
名技でとっても楽しく、登場して一言発するたびに
お客さんは大うけで、そこに賢いスザンナ役の古野さんが現れて
お2人のコンビが素晴らしいのです

お客様は「今まで一番楽しかったよ!」
と言われながら帰られて、オペラで
所々、笑い声が客席から聞こえるコンサートはあるけれど
始終こんなに笑いのあるコンサートは初めてでした。
この日は110名のお客様で233000円の
義援金を赤十字社に送られたようです。
計算が合わないのは、来られなかったお客様の寄付だったり
1万円される方もいらしたそうです。
オペラで一緒に歌った友人が南三陸町で被災に遭い、
私に出来ることは何だろう・・・歌は何の力もならないし、
被災地に行くことも出来ない、わずかな義援金しか出来ない
自分がもどかしかったけど
このコンサートに参加させて戴けて少しだけほっと出来た。
あとは毎月続くこのコンサートに時間が合えば
私もお客さんとして参加させていただこう。
次回は
9・25 14時開演
作曲家 安川徹さんの作品を
宮崎由紀子さんのピアノと、
クラリネットの吉田尚子さん(友情出演)
が演奏されるという魅力的なプログラムです。
お時間ある方は是非
プレリュード www1.bbiq.jp/prelude/
へGO
