ブラックアングリングサブカルコメディー -16ページ目

灼熱の夕暮れ

汗ばんだ服に

入りこむのは

ちょっとした風

少し眠ってまた起きて
いい加減
暑さを知ったら

起き上がり

シャワーを浴びる

冷たい水に打たれながら
さっき
見た夢のことを考える

つかの間の

楽園

僕はさっきまで無敵だった

自分の周りにありあまる幸せ

何でも手に入る

さっきまで
真っ白い豪華なクルーザーに乗っていたんだ


今度は何を買おうか
新しいクルーザーを買おうか

南の島を買おうか

モナコかドバイあたりに別荘を建てようか

考えてた


夕日が沈む前に戻ろう

今日はパサディナから友達を招いて
パーティーだ

夕日が沈む前に

気づいたら
シャワーの冷たさに 震えてた

白いバスタオルに身を包み窓際に座った
綺麗な夕日が見えるなんだか
夢の中の夕日よりもはるかに小さいな

私の身体から

滴という滴が

ポタポタ落ちていった

信号待ち

眠れないまま
朝を迎えて
だるいまま
外へ出かける

近所の交差点は

あの都会より寂しい 立ち止まり信号待ち
妙に
いらいらとしているのは
暑いせいだけじゃない

鳥たちが次々に飛んでいくよ
気付いたら大空を見上げてた

けれど今日はやけに眩しくて
すぐにうつむいた

じりじりと
ちっぽけな影が揺れてる

あの坂を越えてみようかな

信じられようもない 新しい世界がもしも向こう側に広がってたならね

走ろうかな
決まりがなかったら ずっと
ずっと
走ろうかな


ここから

白く光る地平線を
振り返り
眺める瞳は綺麗

遠く昔の星の名を

僕達が歩んできた道の名を

歌いながら

思い出しながら

この道を果てしなく行こう

いつまでも

旅を続けよう