本を読んでいたら、「疾風怒濤」と言葉が出ていた
この言葉が「Sturm und Drang」という言葉を翻訳したものであるのを知ったのは、隆氏の作品に出てきたからだ
私はこう見えても学生時代はドイツ語を選択していたのだ
だから、話せなくても3カ国語は読める
ただし、英語は無理無理
あんな訳の分からん勉強をさせられたら、誰でも分からんと思うのです
それに比べれば、ドイツ語は男女中性詞に分かれていたので、学びやすかったのだ

そんな中、「Uber den Bergen」というカール・ブッセの詩を訳す機会に出会った
何のことはない「山のあなた」のことである
ドイツ原語で書かれていたとは知らずに、何故か心の片隅に残っている詩だ

山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいふ
ああ、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ
山のあなたになほ遠く
「幸」住むと人のいふ


中学生の頃だっただろうか、この詩を教科書で読んだのは
その頃は何も分からないまま今日に至るのだが、何故かふと口ずさむことがある
今はなかなかドイツ語に触れる機会はないが、少し時間を作ってドイツ語も勉強しなおしたいと思うのだ

今日の結論
「こう見えても、外国で言葉に苦労したことはないのだ!」(人生ははったりだ)