新聞の夕刊に私が嫌悪する作家の広告が載っていた
好きな作家は多い
隆慶一郎さん、柴田錬三郎さん、池波正太郎さん、横溝正史さん、遠藤周作さんなどなど・・・
文学的に言えば、「皆、鬼籍に入る」
世間的に言えば、「天に召されている」
私の言い方ならば、「今、現在なお作品の中に生きている」だろうか・・・

嫌いな作家は比較的少ないと思う
しかし、三大嫌悪作家がいる
いずれも女性である
個人的に呼んでいる名称で書くと問題があるので書かないが、どれにも共通するのが、利己主義というか、自分を美化しすぎる文章であることだ
例えば、私小説というよりは、他人の人生を勝手に盗むものであったり、自分はあたかも美人であるかのような文章を書いたり、知ったかぶりで人類の英知を焼き直している
特に三番目の作家は文化勲章を貰ったのだから、そろそろ隠遁してはどうかと思う
どうも、髪を剃っても(もう、バレバレか!?)人間的な生臭さは無くならないと見える
むしろ、その生臭さが「人間です」と言うのだから始末に負えない
所詮、作家に行き詰まり、箔を付けるために坊主になっただけですから、宗教的な知識は無いに等しいと思う
だから、敬虔なクリスチャンからは「坊主の作品に宗教的に勝れた作品がない」という声が聞こえるのだ
まあ、何でもかんでも神様のせいに出来る宗教は小説にし易いかもしれませんが・・・

横山今読んでいて面白い作家は「横山秀夫」さん
ストーリーも読ませるし、読後の哀愁がたまらない