新聞の広告に『悪党が行く ピカクレス文学を読む』(鹿島茂著)があった
あまり、聞かないテーマだけれども、世の中にはピカクレス文学というものが多くあるのかなと思う
私が最初に出会ったのは赤川次郎さんの「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズだろうか
ただ、これはピカクレス文学に入れるかどうかは微妙かもしれない

森村誠一さんの『死定席』なんかはピカクレス小説に入るかもしれない
現に、「ピカクレスロマン」と説明されるから、確かにそうだ!
最後にどんでん返しが来るが、森村作品の中では異色で面白い作品だと思う

ピーター・ラグゼイの『死神の戯れ』はピカクレス文学の中でも秀逸だと思う
これはキリスト教を冒涜する作品かもしれないが、しっかりと『天路歴程』の言葉なんかも押さえられており、面白い
ピーター・ラグゼイの作品は色々あるが、私の一押しです死に神とりあえず、鹿島さんの本を読んで、ピカクレス文学とは何かを勉強するのだ

お昼の結論
「五来重先生の『石の宗教』が発売された。これも買うぞ!」