サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫) サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)
著者:エドワード・D. ホック
販売元:東京創元社
発売日:2000-05
おすすめ度:5.0
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どれもが短い作品なので読みやすい
その分こじつけがあって、良し悪しはあるけれど、面白い作品だと思う
特定の地域で事件がよくぞここまで起こるのだが、「この人の行くところ事件あり」の典型的な作品集だ
アメリカに行ったこともないし、深くも知らないので想像するのだけれど、アメリカの古き良き禁酒時代を映し出す作品じゃないだろうか

この「サム・ホーソン」シリーズは英語のタイトルに全て“The Problem”が付けられており、日本語訳は「謎」になっている
「謎」とか、「疑問」と訳されるけれど、果たして“question”とどちらが意味としては重みを持つのだろう?
一般的に“answer”と一緒に“question”が出てくるから、“question”の方が比較的軽い疑問なのだろうか?

正直言って、“problem”は苦手だ
「ノープロブレム」
その言葉に何度苦渋を飲まされてきたことか!
以前、チベットに行った
親友がマニ車を買おうと思った時、トルコ石が剥落していたので「他の無い?」と言ったら、他のマニ車から剥がして貼り付けニコニコしながら「ノープロブレム」
いやいや、問題ありでしょう
たいがい、外国で買い物をしているときに、この言葉をよく聞く
それも問題ありありの時ばかり
ただ、自分でも問題がある時に「大丈夫ですよ」とさらっと流せれば良いなと思うこともある
なかなか難しいけれど、商人魂を見習わなければいけない

今日の結論
「世の中problemだらけ」