- 引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)/朽木 祥
- ¥1,470
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出版当時から気になっていたけれど、今年になってやっと手に入れました。
ことしになってから、本を読むという状況や気持ちになっていなかったので、読み始めても進まず。
昨日も一昨日も、数ページ読んだら眠ってしまっていたのだけれども。
今夜は眠れずに読み始めたら、いっきに最後まで。
小さな人たちと、女の子が出会うお話。
アリエッティがジブリのお陰で有名になった(しかも評判は今ひとつ?)けれど、メアリー・ノートンのこの本も引用されていました。
ああ、朽木さんもきっと、小さな人たちの本を読んで育ったのね、と思いました。
舞台は「かはたれ」や「たそかれ」、「風の靴」と同じ、鎌倉。
少し湿った谷戸の空気を思いました。
心が温まるお話。大事なものを思い出し、小さな草花や生き物を愛で、クッキーを焼きたくなります。