今年もやってまいりました夏の恒例イベント!

スフィヲタを熱くする夏のイベントといえば“冒険王”のことかと思えなくないですが違いますよ。

そうです!夏期休暇を利用していくひとり旅でございます。

今年は、伊勢神宮や熊野三山などのスピリチュアルなスポットを巡る紀伊半島への旅となりました。


まずはじめに新宿駅から高速バスに乗り込み名古屋駅を目指します(正確には東京駅でリムジンバスから高速バスに乗り換えたんですが・・・。)!

高速バスといえば、昨年は前に座っているジジィの遠慮のないリクライニングに苦しめられましたが、今年は隣に座ったお方がやけに空間に占める割合が多いこと。。

「いやいや・・・。そこは私の領土ですのよ!周りの方のためにも、あなた様みたいなお方は2人分のチケットをお買い求めになったほうがよろしくて!」と思わずにいられませんでした。

いやー、時代が時代なら国際問題にまで発展するところですよ!

だって、同じお金を払っているのにあまりに不公平でしょ。

あー、こんな考えしてしまうのはやっぱり人間の器が小さいっすかね。


旅のはじめからちょっぴりブルーになりつつ、早朝には名古屋に到着。

青春18きっぷを使い、この旅のはじめの目的地である伊勢神宮がある伊勢市へ向かいます。

伊勢市へ向かう途中、四日市や津、松坂を通るのですが車窓からは田園風景が見られ、予想以上にのどかな光景を目の当たりにしました。

確かに三重県と言われてもパっと浮かんでくるものってないですよね。

この旅を通して少しでも三重の思い出を作ることができたらなんて思ったりして。


途中、乗換をしながら列車にゆられること3時間あまり、伊勢市駅に到着です。

駅を降りると目の前にはたくさんのノボリがはためいています。

歓迎を呼びかける内容かと思いきや、「女子マラソン北京五輪出場 野口みずき選手ガンバレ!」、「男子サッカー北京五輪出場 水本裕貴選手ガンバレ!」と郷土が生んだ星を応援する文字が並んでおりました。

2人とも、力強くはためくノボリとは正反対の残念な結果となってしまいましたが・・・。

でも、地元出身の選手を自治体あげて応援するのは素晴らしいですよね。


そんなことを考えながら伊勢神宮へ。外宮正宮
日本人ならば、誰しもが「お伊勢参り」を生涯で1度は経験してみたいもの。

そもそも、伊勢神宮は天皇陛下のためのお宮なんですが、祀っている神様が天照大御神と豊受大御神ということもあって、江戸時代より農業に従事する庶民の間でお伊勢参りブームが起こったのがはじまりらしいです。

そん時、「講」という集まりを組んで訪れたということで、「お伊勢参り」が今日のツアー旅行のはじまりともいわれているんですよ。

伊勢神宮は豊受大神宮(外宮)と皇大神宮(内宮)にわかれます。

参拝順序としては、外宮から回るのが一般的とのこと。

先にも書いたとおり、豊受大神宮(外宮)には豊受大御神という天照大御神の食事を司る神様を祀っています。

境内では正宮をはじめ、清盛楠や亀石などを観ることができます。


内宮正宮 外宮を参拝したら、バスに乗り内宮へ。

皇大神宮(内宮)には日本国民の大御親神で太陽神の天照大御神が祀られています。

内宮入口に架かる宇治橋を渡ると、まさにそこは神聖な場所といった感じで大きな杉の木林がその雰囲気を醸し出します。
内宮には様々な御殿を観ることができるのですが、何といっても天照大御神を祀る内宮正宮を目の前にすると緊張するというか目に見えない力を感じます。

写真撮影も石段下からしかできないということもさらにそんな緊張を生む要因なんでしょうね。

内宮正宮の隣には式年遷宮の際の敷地を観ることができます。

式年遷宮というのは、20年に1度建物全てを新造して新しい正宮に神様が移られる大祭というもので、次回平成25年の式年遷宮の準備がすでに始まっているんですよ。

伊勢神宮は予想以上に地味というか質素な印象を持つのですが、その佇まいが神聖さを物語っていなくもなくパワーを充分に貰うことができました。


さゆ御推薦『赤福氷』☆

「お伊勢参り」の後は、神宮の参道にあるおはらい町とおかげ横丁を歩きます。
おはらい町には江戸時代の伝統的家屋が立ち並び、明治時代の伊勢の下町をモチーフにしたおかげ横丁には数々のお店も並び楽しいスポットでした。

そして、おはらい町といえば、7月のイベントでさゆが教えてくれた「赤福氷」を食べなきゃですよね♪

この旅の何よりの楽しみでもありました!

赤福本店の団五郎茶屋にて赤福氷を注文し、食べると・・・。

暑い中食べていることもあるかもしれませんが、抹茶と赤福餅のコラボレーションに氷の冷たさがマッチしていて本当に美味しー!

さゆ同様、お伊勢参りの際に是非立ち寄って食べることをオススメします♪

ただし、夏だけなのでご注意を。。

おかげ横丁では他にも『豚捨』というお店で揚げたてのコロッケを食べるなど存分に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

駅へのバスを待つ時間に近くにある猿田彦神社も参拝したのですが、ここでも野口みずきのノボリ・・・。

しかも、女子マラソンを集まって応援しましょうというものまで・・・。

後日のニュースで中止になったことを知ったのですが何か準備していた人を思い出すと切なくなりますね。。


海女さんの作業風景 伊勢神宮を参拝した後は、再び列車に乗り、鳥羽へ向かいます。

鳥羽では駅の近くにあるミキモト真珠島に行きましたよ!

鳥羽は世界ではじめて真珠の養殖に成功した場所で、ミキモト真珠島はその養殖が成功した相島に真珠を普及させた御木本幸吉資料館や、真珠博物館などの施設が集まっていて、真珠ができる工程や海女さんの作業の実演を見ることができます。

島内のパールショップではミキモトブランドのパール商品を購入することもできるので大切な人へのお土産もバッチリですよね☆


鳥羽で真珠の勉強をした後は、夫婦岩・二見興玉神社を観に二見浦へ。渚の『』?!
もちろん、縁結びと夫婦円満にご利益があるという二見興玉神社では「良いご縁」をお祈りしましたよ♪

それにしても、この二見浦は海水浴場でもあるのですが、立ち寄った時間帯が夕方ということもあって、もうじき沈むであろう太陽と海で遊ぶ人々・・・。

海なし県に生まれたこともあるのか、海のある風景っていいですよねー。

それはそれは何とも感傷的な風景だったので、列車が来る時間ぎりぎりまで波打ち際に座ってぼっーと海を眺めていました。

自分と向き合ったり、仕事のことを考えたりしたのですが、今まで後ろ向きに考えていたことも、前向きになることができるなど貴重な時間となりました。

せわしなく観光地を周り倒すのもいいけど、こうして好きな場所でのんびり時間を贅沢に使うことができるのも旅の醍醐味でもありますね。


こうして、早くも見えない力の効果発揮?!

なんて、この旅の目的を存分に味わうことができ、出だし好調というところでしょうか!


2日目に続く・・・。