「少林少女」(08年・日本)


監督:本広克行
出演:柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、ティン・カイマン、ラム・チーチョン、岡村隆史、江口洋介、山崎真実
上映時間:107分

評価点:5/10

コメント:

<ストーリー>

祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。

単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。

チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。(シネマトゥデイより)


この映画は何を描きたいのか・・・。

確かにカンフー・アクションやVFX映像は昨今の邦画に比べれば頑張っているかなと思えなくもないのです。

けれど、凛が少林拳を駆使してラクロス部の助っ人として活躍する話と、道場を潰した敵との対決という2つのストーリーが分断されている感じが否めないんです。

そして、どちらも消化不良に描かれている印象が強いんです。

やりたいことがいっぱいあったんだろうなというのはすごく伝わってきているのですが、すべてを詰め込もうとした結果、素材を台無しにしてしまっていると感じざるを得ない気がします。

作品の内容や出来を度外視して、出演者と雰囲気だけを楽しみにいくのであれば観られる作品だと思います。