「プラネット・テラー in グラインドハウス」(07年・アメリカ)
<ストーリー>
軍人マルドゥーン(ブルース・ウィリス)が細菌兵器をばら撒いたことで、テキサス州オースティンにある町の住民はゾンビ化してしまう。
ゾンビたちが次々と人々を襲う中、片足がM16マシンガンになっている人気ストリッパーのチェリー(ローズ・マツゴーワン)が立ち上がる。
軍隊やゾンビ、頭のおかしい兵士(クエンティン・タランティーノ)など、さまざまな敵がチェリーに襲いかかってくる。(シネマトゥデイより)
「B級映画にして、B級映画にあらず。」
確かにフィルムの傷を表現したり、低予算を感じさせるような安っぽい作りを醸し出したりしているが、決してB級映画という枠組みにおさまらない作品でしょう。
B級映画にオマージュを捧げた極上のアクションエンターテイメントと言っても過言ではないほどの出来栄えでしょうか。
「デスペラード」などで知られるロバート・ロドリゲスの監督作品ということで、まさに彼の持ち味がふんだんに発揮されています。
ゾンビを派手に撃ちまくるガンアクションしびれます。
ただ激しいだけではなく、そのひとつひとつの身のこなしがクールなんですよ。
それでいて、ジョークも忘れないところ最高です。
そして、登場するキャラクターがひとくせもふたくせもある人ばかり。
個人的には指を噛まれた保安官(髭を生やした人)がツボでした。
別に作品上重要ではないし、目立つわけではないんですが、良い雰囲気出てましたよ。
とにかく、好きな人にはたまらない作品だと思います。
あまり、この手の作品には興味がない人でも、過激で怖い描写が全然気にならないという人がいれば、是非一度観ることをオススメします。
ブルース・ウィリスやクエンティン・タランティーノが出演しているので、それを観るだけでも面白いかもしれませんね。