「スパイダーマン3」(07年・アメリカ)
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ
上映時間:139分
評価点:7/10
コメント:
<ストーリー>
スパイダーマンのおじを殺した真犯人マルコが脱獄した。
怒るスパイダーマンに謎の生命体が取りつき、彼の全身は黒く染まる。
一方、マルコも科学実験により肉体が砂状になるサンドマンに変身。
両者の死闘が幕を開ける。
一言でいえば、期待を裏切らない内容とでもいいましょうか。
登場人物は自分勝手だし、もっともらしい理屈を並べた説教じみた内容も健在で、ほぼ1、2作目と同じ感じです。
相変らず、主人公ピーターの苦悩であったり、サンドマンを許すシーンもそうですが、このシリーズの良さといわれている人間性の部分は一貫して理解できないですね。
単純なアクションヒーロー作品として描いてくれた方が何のひっかかりもなく楽しめると思うのですが・・・。
とはいえ、回を重ねるごとにシリーズの印象が変わったりすることがないので、過去2作を楽しいと感じた人なら問題なく観られると思います。
個人的には、前作もそうだったんですが、冒頭のタイトルバックに流れている前作までのあらすじを紹介した映像はカッコいいのでオススメです。
あと、今作では強敵を前に苦戦するスパイダーマンに思いがけない助っ人が登場するんですが、そのシーンにはワクワクさせられ、鳥肌が立ちました。
ヒーローものにありがちな夢の共演的な演出は、わかっていてもやられちゃいます。
それにしても、シリーズ3作目にもなると、ヒロイン・MJのブス顔も見慣れてくるもんですね(笑)