「学校の階段」(07年・日本)


監督:佐々木浩久

出演:黒川芽以、松尾敏伸、小阪由佳、通山愛里、甲斐麻美、秋山奈々、森本レオ

上映時間:75分

評価点:4/10

コメント:


<ストーリー>

天栗浜高校へ転校してきた神庭里美(黒川芽以)は、臆病な性格が災いして何事に対しても真剣に向き合うことができずにいた。

転校初日、里美は校内を全速力で駆け巡る非公認の部活“階段部”のメンバー泉(甲斐麻美)と激突、彼女にケガをさせてしまうが、里美の才能を見抜いた部員のゆうこ(通山愛里)に入部を勧められる。


「学校のカイダン」といっても、ホラー映画じゃありません。

まさしく「階段」のことなのです。

とはいえ、ある意味で恐ろしい映画に違いはありません。
というのも、この映画は階段部なる廊下を走る活動をしている高校生の青春を描いた作品なのです。

この時点で軽く「?」ではあります。
冒頭から学校内を疾走する高校生とそれを阻止しようとする生徒会という敵対勢力まで現われて…。
とにかく、全編通してクダラナイ(笑)

部長曰く、「走ることで何かを見つけられる…。」とのこと。

なら、陸上部入れよ!ってツッコミを入れたくなりますが、それはナンセンス!

なぜなら、彼等は元は陸上で名をあげた選手たちで、怪我などの理由から競技をリタイアした過去を持つからです。

それ以外にも、途中でミュージカル仕立てになったり、映画のパロディが入っていたりとツッコミどころ満載ではあります。
個人的にはもっと行くところまでいって、とことんバカバカしさを追求してもよかったんではないかと思います。

予算を考えるとこれが、限界かもしれませんが。
内容からいって、基本的に出演者のファンが観て楽しむ作品だと思います。