夏季休暇を利用して信州・北陸・中部へと1人で旅をする今回の企画。

2日目は立山・黒部アルペンルートを使い信濃大町から、富山へと向かいます。


信濃大町の公衆トイレの一室で夜を明かしたこともあり、多少疲れが抜けきっていません(x_x;)

けれど、今回の旅の目玉企画でもあるアルペンルート!

そんな弱気は禁物。

早速、準備を済ませ、信濃大町発のバスに乗り、アルペンルートの入口・扇沢へいざ出発です!


バスは市街地、大町温泉郷、山林のなかを抜け、扇沢に到着。

始発のバスに乗ってきたのにも関らず、既に何人かの人が、立山黒部アルペンルートの乗り物用チケット売り場に並び始めていました。

チケット窓口が開くのが、6時50分頃とのことで、1時間ばかりひたすら並んで待ちます!

その間、チケット売り場にどんどん人がやってきています。

「始発に乗ってきてよかった。」

あまりの人数の多さに驚くと共に、始発に乗ったことの判断に満足してしまいました。

さらに、並んでいる人たちが、「今日の天気はこの夏一番!こんなに良い天気なのはそうないな~。」という話しているのを聞き、期待が膨らみます。迫力の黒部ダム


待つこと1時間、無事にチケットを購入☆

扇沢発のトロリーバスに乗り、黒部ダムへと向かいます。

黒部ダム駅に着いたら、逸る気持ちを抑えつつも、展望台へと続く階段を駆け上ります。

展望台では、黒部ダムの放水と全景、後ろにそびえる山々を眺めることが出来きます。

今までその様子をTV映像でしか見たことがなかったので、間近で見たその豪快な放水の迫力はすごいものがありました。

これを人間の手で作り上げたことを考えるとただ感心するばかり・・・。

まさに戦後日本の汗と努力の結晶といっても過言ではないですね。

眺めるだけでなく、黒部湖駅までダムの上を歩けるので真上から放水を見るのもいいですよ。

黒部湖駅からはケーブルカーに乗って黒部平に進み、黒部平から大観峰まで、ロープウェイに乗り換えて500㍍近い標高差をグングンと上っていきます。

大観峰に着いたら、またまたトロリーバスに乗って室堂へ。

室堂はアルペンルートのなかで最高地点にあるばかりでなく、トロリーバスを含む鉄道駅としては日本一の標高に位置するとのこと。(確か純粋の鉄道駅の最高地点は野辺山駅だったかな?)

この室堂は、みくりが池に代表される火口湖や噴煙を上げ続ける地獄谷、多くの高山植物を見ることができるトレッキングコースがあり、立山の自然に触れることができます。

今回は時間の余裕と体力面で自信がなかったので、ゆとりをもって周れるコースを散策しました。

結構の段差がある階段を登ったり下ったりするので少し疲れはしますが、気温が20℃にも満たないこともあるので苦になりません。

何より、目の前に広がる雄大な自然を前にしたら疲れなんて吹き飛びますよ!

それくらい最高の景色なんです!

扇沢のチケット売り場で常連さんが「室堂の絶景は最高。」と言っていたのを聞いたんですが、まさにその通り!

「日本にこんなところがあったのか・・・」と思うぐらいそこには素晴らしい自然が広がっているんです。

『もののけ姫』や、『アルプスの少女 ハイジ』に出てくる山岳地帯みたいな・・・。地獄谷

とにかく、言葉では言い表せないくらいの絶景を拝めること間違いなしです。

生涯に1度は足を運ぶことをオススメします!

室堂の興奮も冷め遣らぬまま、高原バスに乗りこみ、次は美女平へと向かいます。

よくTVで雪の壁の間をバスが走っている様子が流されますが、それがこの区間です。

夏なので残念ながらその体験はできませんが、遠方にはまだ溶けずに残っている雪を見ることができるんですよ。

残雪でさえ、3㍍あるとのことなので、春先はいったいどれくらいの高さなのか想像を絶します。

美女平からはケーブルカーに乗り、アルペンルートの富山側の玄関口でもある終着点の立山駅に到着。

扇沢駅出発から6時間ぐらいかかったでしょうか。

もっと、室堂でトレッキングを楽しむことを考えれば、通常7~8時間ぐらいの時間が必要でしょうね。

その後は、立山駅から富山地方鉄道に乗り換えて富山駅へ。


兼六園 夕方、富山駅に到着。

当初の予定ではこのまま富山の市内観光をして終えるつもりでしたが、金沢まで1時間ばかりで行けるとのことなので、急遽金沢へ向かうことにしました。

列車に揺られること1時間、金沢駅に到着です。

金沢観光といえば、兼六園。

とりあえず、市内バスに乗り、兼六園へと向かいます。

兼六園は日本三大庭園に数えられるだけあって、手入れされた松などは見物です。

風情ある庭園で蝉の声を聴きながら食べたかき氷の味は最高でした。

兼六園を観た後は、金沢城公園、長町武家屋敷後、尾山神社を周りました。
それにしても、金沢は良い雰囲気が残る街ですね。

それでいて、思った以上に都会でした。

何に一番驚いたかと言うと、109があるんですよ!

しかも、渋谷のあの外観そのままの建物が聳え立っているわけです。

109がある香林坊の辺りはそれ相応の人たちで賑っていましたよ。

今や、どこにいても同じようなものが手に入り、共通の文化を育む時代になっていることを改めて痛感しました。


再び、富山に戻り、駅前にあるビジネスホテル『ホテルα-1』に宿泊。

シングルが4200円~という値段もさることながら、サウナ付きの展望大浴場にマシンジム、洗濯までもが無料で利用できるんです!

しかも、ありがたいことに通常TVの他に“**TV”までもが無料で観られるとは・・・。

もちろん、富山のひとりの夜を満喫したことは言うまでもありません:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

3日目へ続く・・・?!


-2日目スケジュール-


信濃大町(松本電鉄・川中島バス・北アルプス交通バス) 5:37発→扇沢(関電トンネルトロリーバス) 7:30発→黒部ダム(徒歩)---黒部展望台---→黒部湖(黒部ケーブルカー)→黒部平(立山ロープウェイ)→室堂(高原バス)---室堂散策---→美女平(立山ケーブルカー)→立山(富山地方鉄道)→富山(北陸本線) 15:04発→金沢 16:22着---兼六園---金沢公園---長町武家屋敷跡---尾山神社---19:05発→富山 20:11着 (ホテルα-1にて宿泊)