ブログのプロフィール欄や日頃の記事からご察し頂ける通り、映画鑑賞が趣味な僕ですが、観ることに飽き足らず、今日は映画『神童』の撮影にエキストラとして参加してきちゃいましたニコニコ

映画『神童』はさそうあきらさんの漫画が原作で、小学生5年生の天才ピアニスト・成瀬うたと、落ちこぼれ音大受験生の菊名和音(かずお、「ワオ」)との交流を描いた話で、成海瑠子と松山ケンイチ主演で来春公開予定の作品です。

そんな作品のクライマックスを飾る演奏シーンに参加してきたわけです音譜

正直、エキストラは観客役なので、席に座って撮影現場の雰囲気や若手俳優の演技を見られればいいだろうなんてことだけを楽しみに行ったんですよ。

けれど、撮影が始まってみるとそんなあまいもんではなかったです汗

観客といっても、その場面にあった演技が求められるもんなんですね。

たかがエキストラ、されどエキストラ。。

スタッフさんから細かい説明がされます。
今回の場合、有名な演奏家のクラシックコンサートを聴きにきたお客さんなわけです。

しかも、有名な演奏家の代わりに全く無名で実力もわからない少女の演奏を急遽事情により聴くことになったお客さんとのこと。

ましてや、怒ってむかっ帰ってしまったお客さんもいるなかで、「いったい、どんな演奏をするのか聴いてやろう!」というやさしい心を持ったお客さんという面白い設定です。

演奏が終わって拍手するにしろ、その設定を踏まえて観客はどんな心でどのような拍手をするかを考える必要があるんです。

スタンディングオベーションする観客はただ立って拍手するのではなく、それこそ感動したことを表す演技をしなくてはならないわけです。

セリフにしても、その状況で使われるセリフには様々な言葉があって、その場面に相応しい言葉を考えることが要求されます。

俳優がインタビューで役に入り込むためには、役を理解することが大事だとよく話しているのを耳にするし、井筒監督も先日の講演会でも、様々な人の話を聞いたり、観察したりすることは作品をつくる上で多くの参考になるので大切だと話していました。

演じるための表現力も身につけなくてはならないことはもちろんのこと、ボキャブラリーも蓄えなくてはならないなんて演技って難しい・・・。

でも、逆をいえば演じることには尽きることの無い楽しみがあるような気がします。

スタッフさんの「演技を受けてどう演じればいいかを考えてください!」という言葉は当たり前のようで奥が深いですよね。

動作をとることと演じることは全く違うものなんだなと改めて知ることができました。

それにしても、撮影に参加しているという思いをここまで味わえることができてマジ感動ですチョキ
僕の密かな夢は映画に出ることなんですが、今回を機にますます野望への思いが強くなりました(笑)
いつかは・・・、銀幕にアップで・・・なんて、ありえない夢キラキラを抱かせてくれる貴重な時間でした 。

本当に、いまから公開が楽しみでなりません!