gaitou

満月に聴いた

街灯は スポットライト

電信柱に背中をあずけ

さっき買った 缶コーヒーで

舌を甘くしてさ


「彼女をいまだ 忘れられない 僕は バカですか

人生を 無駄に 生きているのですか」

満月は言った

「そんなこと。答えはもうわかっているだろう?
無駄かどうか、すべては君次第さ」