誰が君のことを
そんな風に言ったの
考えが甘いとか
夢はゆめだとか
下ばかりみているとか
意地っぱりだとか
生き方がどうとか
同じにできないのかだなんて

そんなこと
言う人にかぎって
自分の手足を毎夜ギリギリと
締め付ける鎖に苦しんでいる
それが人生と信じていないと
立っていられなくなるの

君はすごいよ
鎖を引きずりながら
痛みに耐えながら
膝が地につきそうになっても
歩いているのでしょ

今夜は
月が隠してくれるから
ここに身を潜めよう
だれも追ってこない
なにも聞こえない

無理に笑うこともない
君の素顔を見せて