おはようございます。

厳しい寒さも少し和らいだと思ったら
週末にはまた、寒波が来るとか

先週の雪の日、
実家の祖母が亡くなりました。

107年、祖母が生きた年数です。

(ちょっと長くなります

祖母は、明治42年、1909年生まれ、今年の5月で107歳になるところでした。

祖父が90歳で亡くなってから23年、
昨年末から肺炎を起こし、入院中でしたが、とうとう。

祖母は、新潟の農家の生まれでした。
小学校卒業後、農家の娘はそのまま家事手伝いをして、お嫁に行くのが当たり前のような時代に、親に頼み込んで女学校に行き、女学校を首席で卒業して、今度は、慶応の看護学校に通うため、上京しました。
なかなか、パワフルです

看護学校卒業後は、新聞社の医務室に勤め、そこで出会った祖父と、恋愛結婚をするのですが、なかなかのモダンガールだったようです

結婚後すぐに戦争が始まりました。
9人の子供を生み(戦時中に3人亡くなり育ったのは6人)、
3月10日の東京大空襲の時は、小さくて疎開に出せない子供の手を引いて、逃げ惑ったそうです。背中におぶっていた赤ん坊は、翌朝亡くなっていたとか。

祖母は、色の白い、肌のきれいな、ちょっと太った、礼儀作法には厳しくて、でも優しい人でした。

そして、和裁。
祖母が和裁の仕事をしている脇で、私も
端切れで遊んでいました。
振袖や訪問着、小紋、様々な着物の柄は、
とても綺麗でした。

そして、薔薇。
祖父母とも薔薇が好きで、庭は薔薇でいっぱいでした。

祖母にはたくさんのことを聴き、たくさんのことを教わりました。
私の趣味や好きなものの原点は、
祖母でした。

長い長い、
大変な人生だったと思います。
お疲れ様、そしてありがとう。


そう言えば、
祖母の妹さんも、100歳を超えて
まだまた、元気です。
なんて、長寿の家系なんでしょう

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