長男をフィラデルフィアに送り届けてちょうど1か月。
あれまだ1か月か。
もっと経ったような感覚。
もうだいぶ前からいなかったような感覚。
正直いって、もう慣れました
逆に、12月に長男に会える
という、今までにはなかった楽しみができた。
4~5年前、まだ長男が中学生の頃
きっと本土に進学するんだろーなー
って思ってて、
当時既に息子さんを本土に進学させてた先輩ママさんに聞いたことがある。
「息子さんと離れてて淋しいでしょう。。。」
が、
「うーん、人数減って楽になったわよ。」
えええ その回答にびっくりした当時の私。
でもその意味も今はちょっとわかる。
中学生の時は無理でも、数年たった今なら、息子も私も成長した。
そのお宅も子供が3人だか4人いて、
確かに一人減ると楽にはなる。
目に見えてわかるものとしては、
洗濯物の量、洗い物の量、お弁当の数が減る。
そしてうちの場合は
一番寝起きの悪い長男を起こすのが、毎朝本当にストレスだった。
(遅くまで勉強していた、ということで)
長男のせいで三男の学校に遅れたことも数回ある。
でも 今では自分で目覚ましをかけてちゃんと講義に出てるらしいから成長したもんだ。
やればできるんだよね。
やらなかっただけ。
いや、私がやらせてなかったんだね。反省
寮の様子はというと、
ルームメイトとは私も会って、
ちゃんと挨拶してくれてとてもいい子たちで安心
でも、ルームメイトという関係が続いており、
それ以上でも以下でもないらしい。
まあ、それはそれでよし。
お互い部屋を出る時は、
それぞれの部屋にいても、
「いってきまーす」
的なことを声かけあうらしい。
ただ一つ問題に気付いた。
寮の部屋にバストイレまでついているスイートルームに入った長男だけど、
そうすると、ビル内にあるトイレやシャワー室と違い、
掃除しに来てくれる人がいない
男3人が使うバストイレ、、、
うううう。考えただけでも嫌だ。
私がフィラデルフィアにいる時にそれに気付き、
一応トイレのブラシだけは買ったけど。。。
長男に現在のバストイレの現状を恐る恐る聞いたら
「目に余ってちょうど今日掃除した。」
と。
「うん、えらいえらい。当番制にするか、
そうやって気付いたなら、自分でチャチャっとやりなさい!」
と伝えた。
親しい友達もそこここに出来たらしく、
最初は高校の方が大変だった、と言ってたお勉強も
だんだんと課題の量が増えてきてる模様。
でも週末は帰りが遅い。
なぜ知ってるか。。。
ハワイの時から使ってる家族GPSみたいなのが、
ご丁寧に寮に着いた時と出た時を教えてくれる。
それをこっちの夜の8時くらいにチェックして 私が次男にいう。
「ねーね、お兄ちゃん。もう夜中の2時なのにまだ寮にいないよ。。。」
そうすると、煙たそうな顔をする次男。
「Are you stolking him?」
ストーカーしてんの?
失礼しちゃう!
心配してんじゃん!
きっと2年後、自分も同じことをやられるから今から嫌がってるんだろうね
正解!
そんな私のストーカー行為を気にも留めないのか、
長男は私にかなりオープンな性格だということを最近知った。
「週末何してたの~?」(帰りが遅かったことは把握済み)
と、私の誘導尋問にも、
「この前の週末?
あ~遅くなっちゃったから女の子の寮に泊まっちゃった」
ええええ
すんごいサラっと言ってくる。
私はそれなりにショック受けてるのに。
別の寮にいたことは判ってたけど、女の子だったとは。。。
別の日には
「もうだいぶ涼しくなってきてるよ」
「ああ、それは秋。あなたは秋を知らないわよね~
そろそろ紅葉が始まるね~」
なんて素敵な秋の会話をしてたら
「そうそう、この前
It was so cold when I dropped her off at 5 in the morning... 」
いやいや、秋とか寒かった、とか 紅葉とかどーでもいい
朝の5時 と her しか頭に残ってない。
よーするに、朝の5時まで her つまり女がいた、ということ。
で、朝の5時はまだ暗いから、
たった数分だけど、その子の寮まで送り届けた、と言うこと。
あの一文で、その状況を咄嗟に連想する理解力と英語力くらいあるわ。
まあ、ということで、
寮内は24時間の行き来も泊りもなんでもオッケーらしいですよ。
(24時間入り口に警備員はいるけど)
大学生だもんね、そりゃそっか。
私がいつまでもあの赤ちゃんだった時の長男の記憶と比較してしまうからね。
自分もそうやって育ってきたのに。
UPENNはアイビーリーグ8校の中でも
ソーシャルアイビーと言われているらしく、非常に社交性のある大学らしい。
なので、カフェテリアで一人で食べてても、
となり座っていい?
って次々に人が集まってきて、
最終的には15人くらいになった朝もあるらしい。
まあそうなると、名前を覚えられるのはせいぜい一人か二人だけど、
そうやっていくうちに気の合う友達を見つけていく感じらしい。
うーーーん、朝イチか。一人で静かに食べたい日もあるかも、私
そして、今はクラブ?サークル?に入るために
エッセイ書いたり面接受けたりしてる。
えええそれこの前、大学受験やって終わりませんでした?
私の知ってるあのテニスサークルとは違いますね。。。
なんでも、有名なクラブに入るのは大変なんだって。
既に一番いい、と言われているクラブには落ちたらしいし。
そうだった 彼のエッセイは多分いまいちなんだった
なぜそんなにクラブが重要かというと、
結局のところ人脈作り。
人気のクラブは、成功しているOBやOGが属していたクラブで
人気だから応募も多く、優秀な現役生を選りすぐって入会させて
またその子たちが成功する。そういう先輩方と直に繋がれて
耳寄りな情報をゲット出来たり、スタートアップで起業した人から声がかかったり。
太い人脈ができていくわけですね~
こわっ
ちょっと前まで高校生だったのにねー
なんかたったの1か月でもう就職とかの先をみてる。
まあそれだけ真剣で優秀な人々に囲まれてるってことか。
その有名クラブは入会できませんでしたが、、、
まだいくつか結果待ちらしい。
まあということで、たったの1か月なのに、
かなり自立したな~という印象
これが4年後にはどんな感じになっちゃってるんだろ
秋めいているらしいフィラデルフィア。
アメリカ大統領選の重要な州でもあるペンシルベニア。
激戦区だけに治安も心配ですが、
大統領選のゆくえと、12月に再会できる日が楽しみ。