先日、都内私立中学校での2年間にわたるプロジェクトが終了しました。
(終了というのは、われわれの役割が終了したという意味です。この教育内容は連続性のあるものですので終わりません。)
1年目は、
関係作りと自己表現での実施。
自己表現の延長として、文化祭で朗読劇を披露。
「他者に伝える」ことがメイン。
2年目は、
グループビルディングから、獲得型教育研究会で知った「ニュースショー」というアクティビティを活用して、文化祭で披露。
社会問題のリサーチワークがメインとなる。
そのリサーチした内容を短い番組形式で発表するというもの。
その際のグループワークがソーシャルスキル等の醸成に繋がるという活動。
発表だけでいえば、相手を意識して「伝える」こと(たとえば、誰に伝えるのか、相手が1人なのか多数なのか、言葉よりも道具を使った方が伝わりやすいのか、身体を使った方が伝わりやすいのか等)を考えることでコミュニケーション能力の醸成をしていくもの。
朗読劇もニュースショーも発表が目的の活動ではなく、発表することからもさらに学びへと繋がっていく経過の一つとしての位置づけ。
発表してみてわかったことや感じたこと等の経験がプレゼンテーションや面接等、自身の考えを他者に表明する機会で発揮されるよう先生方にバトンを渡しました。
ドラマケーションからスタートしてドラマ教育までという流れは、まさにゴールドエクスペリエンスですね。
担当の先生のコメント抜粋
二年間に渡りましたが、個人的にはとても面白く、
生徒たちも非常に 成長できたと思います。
酷い苛めや喧嘩がないのもドラマケーションのおかげかな、と・・・
ドラマケーションは素晴らしい教育実践と思いますので、日本の教育界に
しっかりと取り入れられていくのを願っています。
・ドラマケーション自体の時間をしっかり確保していただいたこと
・ドラマケーションの意図や活用の仕方、ドラマケーションからドラマ教育への繋げ方など先生方の理解を得てからの実施だったこと
・ドラマケーションを生徒と一緒に先生もやっていただいたこと
がいただいたコメントに繋がったのかなと思います。
文化祭の様子
社会部の株取引ゲームが好評のようでしたが、参加できず・・・
ヒレのところで売買すれば楽しめるということかな~
「ニュースショー」というアクティビティーの汎用性と使いやすさを再認識。
オススメです。