久しぶりの投稿です。
僕は、指圧院を経営してます。もうスタートか
ら、11年経ちました。この話は、もう、うちの
指圧院に、9年前から、ずーっと月2~3回
通っていただいてた患者さんの話です。
この方は、95歳女性です。Kさんとしと
きましょう。
たいへんなことに、Kさんは、
今年の冬、自宅の風呂場で、
転倒され、腰椎を骨折し、これをきっ
かけに、寝たきりに近い状態になり、
老人ホームが、見つかるまで、ショー
トステイを繰り返しながら、入所の
タイミングを、はかっている感じで、
暮らしておられました。
そんな中、大腿骨を骨折し、近所の
病院に入院されたとのこと。
随分、うちの指圧院に通っていただいたん
です。うちに、来られたときには、
何度も手作りの惣菜や「ラーメン
の麺、出汁、トッピング」の一揃えを、
毎回いただいていた時期も、ありまし
た。
ですから、入院されてる病院に、「ぶ
どう」を持参して、お見舞いに行って
きました。
向こうから、車椅子に乗った、Kさんが、
近寄って来られました。
たった腰椎の骨折から8ヶ月しか、経
ってないのに、随分痩せて、弱って
おられるのが、わかります。
以前と違い険しい表情です。
「どうも、お久しぶりです。」
と、ご挨拶すると、
「顔は、見覚えあるけど、どなたです
か?今日の送迎の運転の方?」
と、真顔で、おっしゃいました。
「あら??!!」
と、心の中で、思わず、声を出しました。
もう認知症も、進んでおられる
ようです。僕のことも、すっかり
忘れておられるようです。
「たった、8ヶ月で、こんなこ
となるんやな。」って、結構、驚きま
した。あまりに綺麗に忘れておられ
るから、かえって、サッパリした
感じかな。(笑)
笑ってる場合では、ないけど、
現実は、凄いね。
Kさんと僕、ふたりで、会話が、弾む
わけもなく、数分後、Kさんから
「お忙しおすやろし、そろそろ、お引
きとり、しとくれやす。」
と、妙に丁寧な、京都弁で、おっ
しゃったので、
「では、また。お元気で。失礼
します。」m(__)m
と、病院をあとにしました。
ま、この僕もいつか、Kさんみた
いになるかもしれない。
でも、老いるとは、こういうこと
なんですね。