「ピアノ、、、辞めたい」

あんだけ好きで好きで、
何かにつけては触っていたピアノさんを、
突然 辞めたい と言い出した次女。

えーーーー、マジ?
えーーーー、なんでなんで?
えーーーー、あんなに弾けるようになってたのに、勿体ない!!
えーーーー、何かあったの?!
いや、辞めたいなら、別にいいよ。

と、ちょっと前の私ならば、
秒で上記に並べた言葉のどれかを咄嗟に言っていたでしょう。。。

でも今は、なんとなく一歩距離を置いて、
「辞めたい」と表現した彼女の気持ちに、
ひたすら寄り添いたい、という想いの方強く、
不思議と、そんな言葉たちは浮かんでこなかった。

「そうなんね、、、」

と呟き、黙っていると、
ポツポツ、話し始めた次女。
じっくり聞いてみると、
辞めたいわけではなさそう。
練習してるのに、
自分の理想としている基準に達せない自分が許せず、イライラしていて、
更にそれを受験により増えた勉強の量により、
「ピアノの練習時間がなくなったから」
という表現に変えていた。

聴きながら、
人の思考って、認めたくない自分に遭遇した時、
こんな風に自身で言い訳(と、あえて言うけど)を作るんだよなぁ 
分かるなぁ、私もそうなんだよなぁ。
と、思いつつ、
ただただ、ひたすらに、次女の話しを聴いたあとに、

「勉強の量、確かに増えたよね。たくさん頑張ってるもんね。」

と、伝えてみたら、

「でも、そうじゃなくてぇ、、、」

と、ちょっとウニウニしたあと、

「ママ、ちょっと見ててくれる?」

と、10月の発表会で弾く予定の曲を聞かせてくれた。モーツァルトのキラキラ星。

聞いた時には、正直、選曲に驚いた。
先生に聞いたら、「絶対、大丈夫」の一言。

いつの間に弾けるようになったのか、
カッコいいVer(私のイメージ)のキラキラ星。
ただ、確かに突っかかる。
いや、今月始めたばかりだし、その程度の突っかかりは、むしろ調子に乗って、自分すげ〜と思うレベルでは?
と、思ったりしたけども、

「ここがどうしても弾けなくて。。。」

なんて、呟きながら、何やら考え中な次女。
思わず、

「それにしても、その譜面の音符量すごくない?!よく読めるね、母、ビックリ。」

なんて言ってみたら、笑って

「この部分は得意♪」

と、弾いてくれて、

「あ、このリズミカルな感じ、ママも好き」

「ところで、そのタイトル何て読むの?」
「分かんない。ここは読めるよ、ママン」
「ママン?」
「うん、これね、ママにお願いしてる曲なんだって!」
「へぇー!!こんな感じかな、」

曲に乗せて お願い を連発してみる。

なかなかこうやって、
近くで、次女のピアノを見て聴くことがなかった。
いつも1人で、弾いていたから、
ほんとに好きなんだなぁ。
上手くなったなぁ。
なんて、ぼんやり思いながら聞いていたから。

楽譜は買ったけど、中身を見たことはなかったし。

関心がなかったわけではなかったんだけどね。
でも、10分、いや5分。
こうやって、ただ、側にいるのは必要だったかも。
私としても、色んな発見があったし。

その後は、またいつものように1人で弾いていた次女。

また私のところにやって来て、

「いいリフレッシュ法が見つかった」

「あのね、もしどうしても突っかかる部分が出て、何度やってもダメで、自分にイライラしてきたら、今までやって、もうスラスラ弾けてる曲を弾いて、リフレッシュする」

と。

きっと冒頭の「辞めたい」を言葉のまま受け止り、
それだけに向けて反応していたら、
次女の本当に伝えたかったこととか、
次女自身が解決したかったことに、
たどり着けなかったかもしれない。

私も、言語化がめちゃ苦手で、
伝えたいこと と その 表現の食い違いって、
めっちゃあるから。

語彙力が大人よりも少ない子ども達は、
更にだよね。

「聴く」「待ってみる」
この2つの大切さを、改めて感じた瞬間だったなぁ。

で、この一連の流れを、
眠そうにしている旦那さんにペラペラ話し、

「だから、子ども達の話しに、食い込み気味に
秒で何か言うの辞めた方がいいよ。言いたくなるの分かるけど」

って伝えたら、

「ピアノ辞めたいなら辞めろって言っちゃう。」

って言いながら寝た。笑
ま、それも不正解ではないよ。。。ね。笑

マザーズコーチングに出会ってなかったら、
きっとこんな風に言葉の先の想いに寄り添ってみようと、思うこともなかったかもしれない。
日々のアンテナを、ちょっと広く持ちたいなと、
意識して考え続けてるからこそなのかな。

なので、これからも、
母をアップデートしようと思う。
ついでに、妻もアップデートしよう。笑

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