2014年02月16日(日)

【大雪情報】陸自、郡内地域で除雪に入る
6市町、3190軒で停電続く

雪で立ち往生した車の長い列ができている国道20号=大月市大月町花咲
 
食料などの物資を運搬する自衛隊=山中湖村老人福祉センター
 
国道139号では、立ち往生していた車を移動させ、重機による除雪が始まった=都留市上谷周辺
 
 記録的な大雪に見舞われた山梨県内は16日も鉄道が始発から運転を見合わせ、高速道路で通行止めが続くなど、交通機関がまひしている。JR身延線は下り線の身延~西富士宮駅間で運転を再開した。
 甲府地方気象台は山梨県内全域に強風注意報となだれ注意報(昭和町を除く)を継続して出している。16日は夜にかけて晴れる見込み。同気象台は雪崩や落雪、路面凍結などに注意を呼び掛けている。

【読者の皆様へ】本日16日付の山梨日日新聞の配達に遅れがでています。こちらで紙面の一部をPDFで17日午前零時まで公開しています。事情をご理解いただき、ご了承ください。

身延~西富士宮駅間で運転再開
 JR東海によると、JR身延線は16日午前11時すぎ、下り線の身延~西富士宮駅間で運転を再開した。上り線の同区間も同日中に再開する見通しだが、本数を大幅に減らして運行する。甲府~身延駅間の再開見通しは立っていない。

豪雪対応、国に要請 テレビ会議で横内知事
 政府の関係省庁災害対策会議が16日開かれ、横内正明知事はテレビ会議システムを通じ、古屋圭司防災相に対し、山梨県内で除雪が難航して交通網が遮断されている現状を報告。自衛隊の増員や豪雪対応のノウハウがある国交省職員の派遣を要請した。
 古屋防災相はソーシャルネットワークを活用して詳細な情報収集をするよう関係省庁に求めた。

陸自、郡内地域で除雪作業に入る
 県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊は16日、富士河口湖町などの国道138、139号の除雪作業に入った。同町の精進湖周辺で孤立しているホテル3カ所には食料、毛布をヘリで輸送している。また、大月市の国道20号で立ち往生している車列に対応する部隊は東富士五湖道路を除雪しながら移動している。

帰宅途中の女性が凍死か 富士河口湖
 富士河口湖町大石の県道で15日午前7時40分ごろ、「女性が雪の中に倒れている」と通行人から119番があった。倒れていたのは笛吹市の店員女性(56)で、搬送先の病院で死亡が確認された。
 現場は若彦トンネル近く。県警によると、死因は凍死とみられる。大雪で車が動かなくなったため、女性が勤務先の同町内のコンビニエンスストアから歩いて帰宅する途中で死亡したとみている。

3190軒で停電続く
 東京電力山梨支店によると、県内では大雪の影響で午前11時現在、3190軒で停電が続いている。
 停電が続いているのは、北杜、上野原、南部、身延、早川、富士河口湖の6市町。南部町は本郷、万沢、福士などの1590軒、身延町は大山、和田、熊沢などの1150軒に停電は及んでいる。北杜市では仮復旧が進んでいるが、早川、南部、身延の一部では14日から2日間にわたって停電が続いている。
 同支店は「道路の除雪が進まないため現場に入れず、復旧の見通しはたっていない」としている。