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   あさ、てくてく テンポよく歩く坂道で

   スピードにのって歩くわたしの目に留まった、 ちっちゃな この子

   滅多にみられない、 羽化の瞬間をみて、

   あの透明感に、

   通り過ぎたことを後悔しないようにと、

   てくてく戻って、 撮影した

   道ゆく あさの 通勤のひとたちは、

   きっと、誰一人、 この瞬間に 心奪われずに

   通り過ぎて行ったんだろうな とおもう





   蝉は苦手だけど、 この美しい色のときは すき


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