ヤッホー。
暑い、暑いねぇ〜!!
21年前の7月4日にアメリカに移住した。
アメリカ合衆国の独立記念日だが、
わたし個人にとっても、独立記念日なのだ。
21年後の7月に当たる今日と言う日を
日本で、つつがなく、過ごせていることに
言葉で表せないほどの大感謝と
奇跡のような驚きがある。
大偉業を成したような気がしてくる。
よくやった!自分!!
本当にそう思う。
だから、気がすむまで、
アメリカ移住記念エピソードを記録していくことにした。
ここ数日の関東地方の暑さは半端なくて
日中は35度近くまで上がるし、
夜になっても、熱帯夜が続いている。
みなきゃいいのに、こと気温に関しては、
インドのニューデリーより暑い! とか
デスバレーの47度ってどうなのよ!とか
やってしまうんだ。。
余計暑くなってくる。。。
今日の最高気温は36度で
わたしの体温より高い。
わたしは低体温なのだ
おとといから
ほぼ真水で半身浴している。
風鈴の音が聞こえてくる。
ゆっくりゆっくり
身体を水に慣らしていく
小学生の頃のプールに似てる。
顔も頭も水に浸してぼーっとしていると
夏休みに伊豆の海に行ってたのを思い出す。
自宅で、真水で、半身浴。
地味。。。
だけども、一見ただの
しょーもない日常の一コマが、
はるか昔の子供時代のプールの記憶や
夏休みの伊豆の海の情景を
鮮やかに連れてきてくれる。
だから、しょーもない。。
なんてことは、ない。
効率で動きすぎてはいけない。
なんてことを思ってたら
思い出した。
サンフランシスコに住んでいた頃の趣味。
バスと徒歩で巡る市内の旅。
市内と言っても面積は120キロ強。
ニューヨークが780キロ、東京23区だって620キロある。
サンフランシスコはコンパクトなのだ。
それなのに
内陸で平坦なミッション地区は晴れの日が多く
サンセット地区(海側)は霧と風で年中寒い。
いつも曇ってるし。
同じ海でも、サンセットは日本海に似てて
反対側(ダウンタウンより)は
太平洋の雰囲気になる
ツインピークスは、山と霧。ここ、どこ?ってなる。
わたし、憩いちゃんは冒険心いっぱいだが
方向音痴だ。 え?
今はグーグルマップもあるし
ウーバー(タクシー)的なのもあるから
スマホ持ってさえいれば、
どこでも安心していけるけど
20年前はそうはいかなかった。
紙の地図と路面電車、バスの時刻表をリュックに入れ
市内の冒険に出かけていた。
旅のテーマを決めて、
今日は日本海沿いを歩いて
心に住まう、
寂しさや侘びしさをあえて浮き彫りにする
とか
午前中、ツインピークスで山の静けさを味わい
午後は人間交差点テンダーロインの雑踏で社会勉強、
しめにタイ料理を食べる。
とか
そんなことばかりやっていた。
だんだん極まってきて、
#19のバスは日本海直通とか
#49はコロンビアとか
〇〇に乗って、どこどこで下車、
乗り換えて〇〇だと3カ国体験できる。。
とか
サンフランシスコ市内を地球規模に膨らまして
憩いちゃんの地球の歩き方
みたいなこと、やってた。
いつもひとりだった。
自分の感性だけで旅したかったから。
初めてサンフランシスコに行ったのが1995年。
移住する2003年までは、
ロサンゼルスを含めたカルフォルニアに
年の半分くらいは、居た。
それなのに、みんながいくような観光地には
ほぼ、結局、行っていない。
だから知らない。。
だけど、
なんでもないストリートのコーナーとか
売店の感じとか
地区ごとに少しずつ、
時にはガラリと変わる雰囲気とか
ただでさえ2時間に1本しかないバスが、来なくて
焦り出すわたしの心を反映したかのような海の感じとか
時間が過ぎた今でも、
ふとした、しょーもない一瞬に、
憩いちゃんが旅した、
地球の歩き方
ブワァ〜っと記憶に、心に、蘇ります。
豊かな時間の過ごし方だったと思う。
その豊かさは、今のわたしに繋がってる。
ありがとう。わたし。
嬉しいな
今現在のわたしは、ほぼ真水の半身浴に凝っていて
隙間を縫うように畑作業をしている
さらにその合間でバスに乗って
何にもない場所に、ただ、行ったりしてる。
なんとなく気になった場所は
住所をメモっておいて
秋になったら自転車で出かけてみようと思ってる。
なんで? とか
何しに? とか
答えはないんです。
しょーもないことが好きなだけで
それはそれで
趣味なんだな。
また明日