DR 1633 日本グラモフォン 400円
A面 自由に歩いて愛して
B面 淋しさをわかりかけた時
この心の鎖をほどいて
もう自由に歩いて愛して
1971年の7月21日に発売されたPYGの最高傑作シングル「自由に歩いて愛して」でござる。ショーケンとジュリーの夢のツイン・ボーカルが嬉し楽し☆作曲は井上堯之さん、作詞は安井かずみさん。
まずはイントロ、堯之さんのギターのかっこよすぎるリフ。簡単なローポジションのAmのフォームでドンドンティララタータララタータンを4回繰り返すなりよ。
5弦開放でドンドン、2弦1フレットを人さし指を押さえたまま→離してティラ、3弦2フレットを薬指で押さえたままでラ、2弦1フレットを人さし指を離したままでター、3弦2フレットを薬指で押さえて離すでタラ、4弦2フレットを中指で押さえたままラ、3弦2フレットを薬指を離してター押さえてタンと弾くとそれっぽく聞こえまする。リフに続いて「誰れかが~ いま!ドアをたた~いた!」のコーラスではジュリーの声が目立っておりますね、ここはとってもタイガースですわ。リフをもう一度挟んでジャッジャーツクジャージャのコードストロークに変わりますが、変わり目でのショーケンの「うぅ~っ!」がキター!いう感じ。ショーケンはやっぱかっちょええ~っ!「こーのーこーころのーとーびらーをーあーけろーと いーま やーさしーい きーせつーが きーたんだー」の低く沈んだ暗めのパートはショーケンのリード・ボーカルでファルセットの高音バック・コーラスがつきます。続く「そーらーはみんなーのー あーいーはあなたーのー もーのーになるとーきー いまこそー」は華やかなジュリー節。「みんなの」と「あなたの」の後にそれぞれ追っかけコーラスが入りますが、このコーラスのショーケンがまた非常にハスキーでかっこええ。「いまこそ」をみんなで歌って「誰かがいま」以降を繰り返し、途中に大野克夫さんのオルガン・ソロを挟んで、最後に「ナウ ダ タイム フォ ラーヴ」を4回歌って、オーイェ!で終了ですわ。演奏時間は3分09秒。
アルバムには「ラブ・オブ・ピース・アンド・ホープ」のタイトルでリンダ・リーさんの歌詞による英語バージョンが収録されちょりましたが、シングルで「Now the time for love」と歌っていたところが「Now the time to love」。最後のオーイェ!も英語バージョンではMy love!で、こちらには残念ながらショーケンの「うぅ~っ!」が入っちょりませず。
やっぱりこのジャケットは見開きの状態でないといけませんわ。ショーケンとジュリーが真ん中で仲良く並んで座っている図、っていうのが非常に美しいわけでござるよ。これは録音スタジオの廊下かどこかに置いてあるソファーにメンバー全員でぞろぞろっと腰を下ろしているところをパシャっと撮ったもののようだすが、こんな感じの待合室ジャケで思い浮かぶのがクリームの「ホワイト・ルーム」(DP-1601 日本グラモフォン)。
ふてぶてしい態度のクラプトンさんがなーんか凄いなり。