何かを報告するときの表情 | どうして私が日本文学を捨てたのか -彼、の未発表作品-

何かを報告するときの表情

「仕事をはじめた」と彼から聞いた。サラリーマンだという。恋人ができた、結婚しようかと思っている、と昔、そう聞いたときと同じような嬉しそうな顔だった。わたしはそのときと同じように、ビールを頭からかぶせた。彼はあいかわらず嬉しそうだった。