InstagramとTikTok、小さな会社はどちらから始めるか
「SNS運用を始めたいけれど、InstagramとTikTokのどちらを選べばいいかわからない」
小さな会社や店舗でSNSを始めようとすると、このように迷うことがあります。
SNSにはそれぞれ特徴がありますが、最初から「どちらが優れているか」で決める必要はありません。
むしろ大切なのは、自社にどんな素材があり、SNSの運用にどれくらい時間を使えるかです。
たとえば、商品や店舗の写真をたくさん持っている会社なら、写真を活かしやすいInstagramが候補になります。
一方、商品の使い方や仕事の工程、店内の様子などを動画で見せられる会社なら、TikTokを検討しやすいでしょう。
この記事では、InstagramとTikTokを単純に比較するのではなく、
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写真と動画のどちらの素材が多いか
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撮影や編集にどれくらい時間を使えるか
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誰が投稿を担当するか
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無理なく続けられるか
という視点から、小さな会社がSNS運用を始めるときの選び方を整理します。
InstagramとTikTok、まずは「手元の素材」で考える
SNSを選ぶときは、各サービスの人気だけを見るのではなく、まず自社にどんな素材があるかを確認してみましょう。
たとえば、次のように考えられます。
| 自社の状況 | 最初に検討しやすいSNS |
|---|---|
| 商品や店舗の写真が多い | |
| 施工事例や商品写真を見せたい | |
| 写真を中心に投稿を作りたい | |
| 短い動画を撮影できる | TikTok |
| 商品の使い方を動画で見せられる | TikTok |
| 作業風景や工程を撮影できる | TikTok |
| 動画撮影や編集に時間を使える | TikTok |
これは「Instagramは写真専用」「TikTokは動画専用」という意味ではありません。
Instagramでも動画を活用できますし、TikTokでも写真を使ったコンテンツを作れます。
ここで考えたいのは、自社が無理なく用意できる素材を、どちらのSNSなら継続的に発信しやすいかということです。
SNS運用の始め方を考えるときは、「何が流行っているか」だけでなく、「自分たちは何を作れるか」から逆算すると判断しやすくなります。
Instagramが候補になりやすい会社
まず、Instagramから始めることを検討しやすい会社を見てみましょう。
商品や店舗の写真をすでに持っている
Instagramを検討しやすいのは、日頃から写真を撮影している会社です。
たとえば、
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飲食店の商品写真
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美容室の施術例
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ネイルサロンのデザイン
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アパレル商品の写真
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工務店の施工事例
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リフォーム前後の写真
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店舗内装の写真
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商品の使用イメージ
などがあります。
すでにこうした写真があるなら、SNSを始めるために毎回新しい素材をゼロから用意する必要はありません。
過去に撮影した写真を整理し、「この写真から何を伝えられるか」を考えるところから始めることもできます。
見た目で商品の魅力を伝えやすい
写真を見るだけで商品の特徴やサービスの雰囲気が伝わる業種もあります。
たとえば飲食店なら料理、美容関連なら施術例、工務店なら施工事例などです。
このような場合は、文章で詳しく説明する前に、まず画像を見てもらうことで内容を理解してもらいやすくなります。
「何を提供している会社なのか」を視覚的に伝えたい場合は、Instagramを候補にしてみるとよいでしょう。
写真を中心に無理なく更新したい
少人数の会社では、SNS専任の担当者を置けないこともあります。
その場合、撮影・編集・投稿に毎回多くの時間をかける方法は、継続するうえで負担になりやすいでしょう。
今ある写真を整理し、投稿内容を決め、文章を添えるという流れなら始めやすい会社もあります。
ただし、Instagramを選べば必ず簡単に運用できるというわけではありません。
投稿の企画や撮影、画像制作、文章作成などは必要になるため、実際に担当者がどこまで作業できるかを確認しておくことが大切です。
TikTokが候補になりやすい会社
次に、TikTokから始めることを検討しやすい会社を見てみましょう。
動画にできる仕事や商品がある
動画にすると内容が伝わりやすい仕事なら、TikTokを候補にできます。
たとえば、
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調理している様子
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商品を組み立てる工程
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職人の作業
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商品の使い方
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店舗の裏側
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商品の比較
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よくある質問への回答
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短いノウハウ
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ビフォー・アフター
などです。
こうした情報は、写真や文章だけで説明するより、実際の動きを見せたほうがイメージしやすい場合があります。
特に「どのように作っているのか」「どう使うのか」「どんな仕事をしているのか」といった情報は、動画にしやすい素材です。
スマートフォンで撮影できる人がいる
TikTokを検討するときは、「動画が得意か」だけではなく、継続して動画を撮影できる人がいるかも確認しておきましょう。
たとえば、店長やスタッフがスマートフォンで撮影できるなら、日常の仕事を素材として活用できます。
一方で、
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動画を撮影する人が決まっていない
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撮影すると本業に支障が出る
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編集できる人がいない
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投稿する時間を確保できない
という状態なら、動画中心の運用を始める前に体制を考える必要があります。
「動画を作れるか」だけではなく、動画を作り続けられるかまで考えることがポイントです。
「動画ならTikTok」と決めつけなくてもいい
SNSを選ぶときに迷いやすいのが、「動画を使うならTikTok」という考え方です。
実際には、Instagramでも動画を活用できます。
逆に、TikTokを選んだからといって、毎回高度な動画編集をしなければならないわけでもありません。
大切なのは、
「自社が作れる素材を、どのSNSで継続的に発信しやすいか」
という視点です。
たとえば、動画を撮影できる会社でも、1本の動画を作るために毎回数時間かかるのであれば、継続が難しくなるかもしれません。
反対に、スマートフォンで短時間に撮影でき、日常業務の一部として素材を作れるなら、動画を使ったSNS運用を検討しやすくなります。
InstagramとTikTokのどちらを選ぶかは、SNSそのものだけでなく、自社の制作体制との相性も含めて考えてみましょう。
次に確認したいのは「SNS運用に使える時間」
素材と同じくらい重要なのが、SNS運用に使える時間です。
「SNSを始めたら毎日投稿しなければいけない」と考えると、最初からハードルが高くなります。
まずは、自社で実際にどれくらい時間を確保できるのかを考えてみましょう。
誰がSNSを担当するのか
最初に決めたいのが担当者です。
「会社でSNSをやる」というだけでは、具体的な作業をする人が決まりません。
たとえば、
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店長
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広報担当者
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営業担当者
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採用担当者
-
複数人で分担
などが考えられます。
さらに、
「撮影する人」
「投稿文を書く人」
「投稿する人」
「コメントや問い合わせを確認する人」
まで考えておくと、実際の運用をイメージしやすくなります。
週に何時間使えるのか
次に、SNSのために使える時間を考えます。
たとえば、
「週1時間程度」
「週3時間程度」
「週5時間以上」
など、自社の状況を具体的にしてみましょう。
ここで大切なのは、理想的な投稿頻度から逆算しないことです。
「毎日投稿したい」ではなく、
「毎週これくらいなら本業と両立できる」
という時間から運用方法を考えてみてください。
使える時間が少ないなら、投稿制作の工程をできるだけシンプルにします。
ある程度時間を確保できるなら、動画撮影や編集なども含めて選択肢を広げられます。
普段の仕事をSNSの素材にする
小さな会社がSNS運用を続けるうえで、もう一つ考えておきたいのが「ネタをどう作るか」です。
毎回SNS専用の企画を考えていると、担当者の負担が大きくなります。
そこで、普段の仕事そのものをSNSの素材として考えてみましょう。
たとえば飲食店なら、
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新メニュー
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調理風景
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食材
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店内の様子
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人気商品の紹介
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よくある質問
などがあります。
工務店やリフォーム会社なら、
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施工前
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施工中
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完成後
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使用している素材
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工事のポイント
-
よくある質問
などが考えられます。
美容関連なら、
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施術例
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ヘアスタイル
-
商品紹介
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お手入れ方法
-
よくある相談
なども素材になります。
つまり、SNSのために新しい仕事を増やすのではなく、普段の仕事をSNSのコンテンツに変えていくという考え方です。
この視点を持っておくと、投稿ネタを毎回ゼロから考える負担を減らしやすくなります。
InstagramとTikTokを5つの条件で比較する
ここまでの内容を、5つの条件で整理してみましょう。
| 判断項目 | Instagramを検討しやすい | TikTokを検討しやすい |
|---|---|---|
| 素材 | 写真が多い | 動画にできる素材が多い |
| 撮影 | 写真撮影なら対応しやすい | 動画撮影ができる |
| 編集 | 画像制作を中心に進めたい | 動画編集にも時間を使える |
| 内容 | 商品・事例・店舗の雰囲気を見せたい | 動き・工程・ノウハウを見せたい |
| 社内体制 | 少人数で画像中心に進めたい | 撮影・動画制作を担当できる人がいる |
この表は、InstagramとTikTokの優劣を決めるものではありません。
自社がどちらの条件に近いかを確認するための目安として使ってください。
たとえば、写真が多く、SNSに使える時間も限られているなら、Instagramから検討してみる方法があります。
一方、動画にできる仕事が多く、撮影できる担当者もいるなら、TikTokを候補にできます。
最初からInstagramとTikTokの両方をやる必要はある?
「InstagramもTikTokも使えそう」と感じると、最初から両方始めたくなるかもしれません。
しかし、小さな会社の場合は、最初から2つのSNSを運用することが負担になる場合があります。
アカウントを2つ作ると、投稿数だけが単純に2倍になるわけではありません。
企画、撮影、編集、文章作成、投稿、コメント確認、反応の確認など、さまざまな作業が発生します。
そのため、まずは1つのSNSに絞って運用の流れを作る方法もあります。
たとえば、
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投稿するテーマを決める
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素材を集める
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投稿を作る
-
投稿する
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反応を確認する
-
次の投稿に反映する
という流れです。
このサイクルを無理なく回せるようになってから、もう一つのSNSを検討してもよいでしょう。
最初から多くのことを始めるより、まず「続けられる仕組み」を作ることを優先する考え方です。
迷ったら3つの質問に答えてみる
InstagramとTikTokのどちらから始めるか迷ったら、次の3つを確認してみましょう。
1.写真と動画、どちらの素材が多い?
まずはスマートフォンや社内のデータを確認してみます。
写真が多いなら、Instagramを候補にする。
動画にできる素材が多いなら、TikTokを候補にする。
というように、今持っている素材から考えます。
新しいSNSのために、いきなり大量の素材を作ろうとする必要はありません。
2.毎週どれくらい時間を使える?
次に、SNSに使える時間を考えます。
時間が限られているなら、できるだけ制作工程をシンプルにできる方法を選びます。
反対に、撮影や編集にある程度時間を使えるなら、動画を含めた運用も検討できます。
大切なのは、「理想的にはどれくらい投稿したいか」ではなく、実際に毎週どれくらい時間を確保できるかです。
3.その素材を誰が作る?
最後に、担当者を決めます。
「SNSを始める」という方針だけではなく、
「誰が撮影するのか」
「誰が投稿を作るのか」
「誰が投稿するのか」
「誰が反応を確認するのか」
まで考えてみましょう。
ここが決まっていれば、SNSを始めた後の作業もイメージしやすくなります。
SNS運用の始め方は「SNS選び」より先に自社を整理する
SNSを始めようとすると、「InstagramとTikTokではどちらが伸びるのか」といった情報を探したくなるかもしれません。
もちろん、それぞれのSNSの特徴を知ることは大切です。
ただ、小さな会社の場合、それだけを基準に選ぶと、自社の運用体制と合わなくなる可能性があります。
そこで、SNSを選ぶ前に、
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どんな素材があるか
-
写真と動画のどちらが作りやすいか
-
どれくらい時間を使えるか
-
誰が担当するか
-
普段の仕事からどんな投稿を作れるか
を整理してみましょう。
そのうえで、写真や事例を活かしやすいならInstagram、動画にしやすい素材や撮影体制があるならTikTok、というように候補を絞っていきます。
まとめ|最初のSNSは「自社が続けられるほう」を選ぶ
InstagramとTikTokのどちらから始めるべきかについて、すべての会社に当てはまる正解があるわけではありません。
小さな会社の場合は、次の4点から考えると整理しやすくなります。
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写真と動画のどちらの素材が多いか
-
撮影や編集にどれくらい時間を使えるか
-
誰がSNSを担当するか
-
無理なく継続できる方法か
写真や施工事例、商品などを活かしたい会社ならInstagramを候補にできます。
一方、商品や仕事の工程、使い方など、動画で見せやすい素材があり、撮影体制も作れる会社ならTikTokを検討できます。
ただし、これは「Instagramなら成功する」「TikTokなら成果が出る」という話ではありません。
最初から両方を始める必要もありません。
まずは自社の素材と体制を整理して、今の会社ならどちらのほうが無理なく続けられそうかを考えてみましょう。
SNS運用は、アカウントを作ることがゴールではありません。
自社で用意できる素材と使える時間を確認し、継続できる方法を選ぶ。
そのうえで実際に運用しながら、自社に合ったSNSの使い方を見つけていくことが大切です。
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自社にある素材、担当できる人、使える時間。
まずはこの3つを書き出すところから、SNS運用を始めてみてはいかがでしょうか。