仮設住宅にとりあえず入居できれば、今はそれでいい。
とはいえ、
大量の被災者が
その地にとどまるであろうこともわかっている。
入居の優先条件で、
高齢の爺さんがいるとはいえ、
優遇される保障はどこにもない。
だって高齢者が多い町だから。
だから、実家では家探しを他県まで探しに行ったそうだ。
一軒家を探し、仮申し込みをしてきたそう。
でも同時に仮設入居の申し込みもするそうだ。
実家は7部屋ある大きい家だった。
まだ10年足らずだったのに。
頑張って建てた父が、一番悔しいだろう。
津波の威力はすごかった。
家屋は土台から数メートル動き、
1階は潰れ2階部分だけが残った。
お隣なんて、建てて1年ほどの真新しい家。
だが跡形もないそうだ。
お隣だけでなく、周りの家々が消えた中、
実家だけが敷地にポツンと残っている。
そんな光景らしい。
幸い、地震保険に加入していたので、
火災保険しか加入していない方々に比べれは、
それでもまだよい方なのかもしれない。
泣くしかない人、
死ぬ道しか考えられない人、
そんな人はいっぱいいる。
生半可な復興策、
微々たる支援、
せかせるような勇気付け、
最終的には 「後は自身で再建を」
そんなこと言われたって、
精神的回復も経済的回復も到底ムリ。
行き止まりの道しか見えないようなこの状況。
どうなるのか・・・
どうにもならないのか・・・
壊滅的になった町の復興も大事だが、
お願いだから、
そこに残ってくれる人の生活基盤復興も大事にしてくれ。
仮設の入居は2年までだよ、
地震保険でローンはチャラにならないよ、
家屋補修や新たに家を買ったりしたら2重ローンだよ、
そんなわかりりきった事を、親切顔して言わなれたくない。
ネットやニュースや新聞から拾ってきた情報なら
私じゃなくたって知っている。
被災者の誰もがそんなことを聞きたいわけではない。