軽い気持ちで何となく購入したら、結構(当社比)貴重なものでした。 | 店主のひとりごと

店主のひとりごと

東ドイツや東欧のレトロ雑貨のオンラインショップ「こぐま舎」の店主です。
東ドイツやベルリンのことなどを気ままに綴っていこうと思います。
ベルリンでも実店舗稼働中です。

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※あれ?って思った方もいらっしゃると思うのですが、先週アメブロのアカウントを作ってブログを始めた後、アカウントにちょっと間違いが見つかったので、全部削除して最初から作り直しました。
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先週行ったアンティークマーケットでぺろっと見つけた古いノート。
ゴミみたいにいろんなものと一緒に箱の中にポイって入ってたのね。
あら!裁断してコラージュ作品にでもいいんじゃないの?
みたいな軽い気持ちでお買い上げー。

と、ところが、、、、
こんなん裁断できんわ!無理無理!
ってなるようなお品でした。



生活用品なんかを販売していた商店の、仕入れ台帳。
表紙は普通のごっついノート風。



ドイツ語で Wareneingangsbuch と書いてあります。
日本語でざっくり言うとお仕入れ台帳みたいな。
 


小口はマーブル模様。
 



記入は1942年から始まっています。
まさに第二次大戦真っ最中。

ベルリン近郊から色々なものを仕入れているので、このお店はベルリン市内にあったと思われます。
ミルクとかマーガリンとか、砂糖なんかの記述もありました。

皆さんご存知のとおり、ドイツも第二次大戦で色々大変でしたよね。

記入は戦争終了後まで続いています。


1945年4月、戦争が終わる直前。
最初のページと比べると品数は減っていますが、それでも何か仕入れて売っていたようです。

 

 

 



1945年5月の終戦直後。
多分どこもかしこもめちゃめちゃで、商品がどこにもなかったのでしょう。
毎日コンスタントに仕入れていたのに、ここで急に少なくなっています。



そして最後に記入されているのが1945年11月。
お店を閉店したのか、移転したのか、、、、

お店の名前も場所も記載はありませんでした。

今から77年前にベルリンに存在した小さなお店。
戦争中から末期にかけての大変な時期に、人々がどんな生活をしていたかが垣間見える貴重な記録です。

そう考えたら、この本裁断してコラージュしちゃおラブ
とかないわー。

どうやって売ろうかな、、、
悩む、、、、
 
店主より

 

 
 

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