「被害にあったのは本当か」(1月12日公開)の公判。
弁護人から被害者への尋問。
着衣の上から陰部を触られたと言う被害者に弁護人は尋ねました。
「これまで他人に服の上から陰部を触られたことはありますか」
そこで裁判官が介入しました。
裁判官「範囲が広すぎる、同種の被害にあったことがあるかということか」
弁護人「違います、これまで触られことがあるかということです」
裁判官「もっとせばめてください」
弁護人「同種の被害にあったことはありますか」
被害者「ありません」
弁護人「これまで他人に触られたことはありますか」
検察官「質問を変えてください」
弁護人はこれまで同種の被害にあったことがあるかどうかではなく、彼氏を含めて他人に服の上から陰部を触られたことがあるかを聞きたかったのは明らかです。
そして、もし触られたことが一度もなければ、触られたことが一度もないのになぜ触られた感覚がわかるのかと言いたかったのでしょう。
それなのに裁判官、範囲が広すぎるって意味がわかりません。
検察官もなぜ質問を変えないといけないのか、意味がわかりません。
こういうのも被害者の話をうのみにする、裁判官や検察官の悪い傾向の表れではないでしょうか。
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