迷惑防止条例違反の公判。
被告人は電車内で女性に自分の股間を押しつけたとして起訴されました。
この被告人には同種前科がある常習犯で、今回の犯行は刑務所を出て1ヵ月ほどの犯行でした。
被告人は当日は痴漢をするつもりで電車に乗ったのではない、被害者を見つけて密着させたいと思い近づいた。
でも密着はしていたが、故意に押しつけたわけではないと犯行を否認しました。
論告弁論で検察官は1年6月の実刑を求刑し、弁護人は無罪を主張しました。
そのあと裁判官は被告人に最終の意見陳述をするように言いました。
被告人はしばらく黙りこんだあと言いました。
「こういう機会があるのを知らず準備ができてません」
アホか被告人、お前裁判は初めてじゃないやろ、前の時もあったやろ、そう思っていたら裁判官も同じことを思っていたらしく、被告人に「あなた裁判は初めてじゃないですよね」と言っていました。
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