2012年6月10日午後1時頃、大阪市中央区東心斎橋の路上で、音楽プロデューサーの男性(当時42歳)とスナック経営の女性(当時66歳)が刺殺された通り魔事件で、殺人罪などに問われ、1審・大阪地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた無職の男(41)の控訴審判決が今日、大阪高裁であり、傍聴しました。
裁判長は、計画性は低く、精神障害の影響を否定できないなどと述べ、死刑とした1審・大阪地裁の裁判員裁判判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。
詳細は、いつもたくさんの記者席を当たり前のように占領しているマスコミにお任せします。
裁判長が主文を読み上げた直後、どこからか「何言ってんのよ」という声が聞こえてきました。
裁判長が判決を朗読している途中、検察官の横に座っていた、被害者参加人は、気分が悪くなった、吐きそうだなどと言い、一時退廷するという一幕もありました。
ご遺族の方の納得できないお気持ちお察しします。
被害者の命よりも、被告人の命が大切にされる日本の裁判。
いったい何人殺せば死刑になるのでしょうか。
【かんちゃん情報】
「人としてどうなんですか(3月7日公開)」の強盗強姦未遂、わいせつ略取、監禁、住居侵入、強姦未遂の裁判員裁判。
明日(3月10日)、論告弁論が行われ、結審する予定です。
判決は3月14日宣告予定です。