ある公判の被告人質問。
弁護人の主質問が終わり、裁判官は検察官に反対質問を促した。
すると検察官は時計をちらっと見て、裁判官に「10分はかかりますがよろしいでしょうか、時間がありませんのでできれば続行していただきたい」と言った。
その公判の終了予定時刻まであと3分ほどしかなかったのだ。
裁判官は少し考え、続行を決めた。
次回期日を決めるため裁判官が検察官と弁護人に「次回は結審までいきたいと思いますが、被告人質問と論告弁論あわせて20分くらいとっておけばいいですか」とたずねた。
すると検察官は「はい(反対質問は)10分はかからないと思います」と答えた。
さきほど「10分はかかりますが」と答えた検察官、今度は「10分はかからない」と矛盾したことを言う。
10分かかるのかかからないのか、どっちなんだはっきりしてよ。