私って、遺伝的に太りやすいのよショボーン

そう思っている人がいるかもしれません。

確かに、そのような遺伝子を持っている人もいます。

最近は遺伝子検査も比較的簡単に受けられるようになっているので、自分が太りやすい遺伝子を持っているかどうかは、調べようと思えば調べられます。
 

でも、
だから、太るのは仕方がないと諦めるのは早いですよウインク

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構生体情報解析部門の研究グループが、遺伝的に肥満になりやすい人を検出し、詳しく分析したところ、
「適度な運動や減塩などの生活習慣を持っている方は、一定の肥満リスク低減効果があることが分かった」と発表しました。

 

ポイントは「適度な運動」と「減塩」

ウォーキングなどで体を動かし、
料理も素材の味を生かした味付けにすると良いでしょう。

 

 

肥満は多くの病気の原因に

 

脳卒中、心疾患、糖尿病等の発症には日常の生活習慣が大きく関わり、

中でも肥満は、喫煙や過度の飲酒と並んで、これらの疾患のリスクを高めることが知られています。

太っていることは見た目の問題だけでなく、
健康にも悪影響を及ぼす可能性があり、多くの病気の原因となるのです。

 

 

肥満になりやすい人も運動効果はあるのか

 

一般的に、肥満の主な原因として食生活の乱れや運動不足が挙げられます。

肥満を防止、あるいは改善するためには、適度な運動を行い、食事量を調整することが有効とされています。

ただし、肥満にはそもそも体質的になりやすい人となりにくい人があり、遺伝的な影響も受けていることが知られていました。

それでは、遺伝的に肥満になりやすい人にもこうした対処法は有効なのでしょうか。


この問いに答えるため、研究を進めたところ、
仮に遺伝的なリスクが高い方でも、運動量を適切に増やすことで、

一定の肥満防止効果が期待できることが示されたといいます。

 

研究内容の詳細は下記をご確認ください。

https://www.iwate-med.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2024082901_press-release.pdf

 

 

 

一方で、肥満の遺伝的なリスクが高い人は、たくさん運動をしていたとしても、遺伝的なリスクが低い人ほど肥満リスクが下がらないことも分かりました。

つまり、遺伝的な肥満リスクを運動習慣だけで解消することは難しいということです。

 

塩分量を減らすと肥満リスクがさがる

そこで、研究チームは運動習慣の他に塩分摂取量でも同様の解析を行いました。

ちなみに、塩分摂取が多いほど肥満リスクが高まります。

その結果、肥満の遺伝的なリスクが高くても塩分摂取が少ない方では、肥満リスクが抑えられていることがわかったということです。

生活の中に適度な運動を取り入れること、塩分摂取量に気を付けることで、

遺伝的に肥満リスクの高い人も肥満防止になるということです。

 



とはいえ、これらは個人差が大きいことも事実です。
肥満を予防し、健康的とされる体重を維持するためには、個々の努力が必要です。

研究チームも、
「自分自身の体質と向き合い、リスクを適切にコントロールすることが、肥満やそれが引き起こす疾患の予防につながると期待されます」とまとめています。

このようなことから、
ウォーキングなどの適度な運動
塩分過多にならないような食生活

を意識していくことがとても大切です。

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軽やかに歩いていきましょうピンクハート