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"The only way out is through."

アメリカの詩人ロバート・フロストの格言です。


出口へ行くには、ただ通り抜けるしかない。


心の苦しみを乗り越えるには、

ただ苦しみ抜くだけ。


悲しみを乗り越えるには、

ただ悲しみがなくなるまでとことん悲しみ続ける。

これは私が恋人を亡くした後、ずっと実践していたことです。


苦しみ抜いた後に、光が見える。

ちょっとした修行ですね。


☆☆☆


最近、胸が苦しくなるような、心が揺さぶられるようなニュースが多くて

ちょっと心がマイッていました。

天気に合わせて体調もいまいちで、横になっていたい日が続きました。

掃除をしても身体を動かしても気分が晴れない。

聴きたい歌も浮かんでこなくて、

完全に思考がストップした状態。


気が乗らない中、昨日は娘の授業参観へ行って、

花を家に買って帰ったら気分が変わるかな、なんて考えて、

スーパーの切り花コーナーで花を物色。

元気になる黄色のヒマワリや色とりどりのブーケも気になったけど

結局家に持ち帰ったのは、この赤に近い暖かみのあるピンクのガーベラ。



家に帰ったら、

しばらくご無沙汰していた友人の「花ちゃん」が、

以前私が彼女におすすめした花屋カフェの情報をもう一度教えてと連絡をくれました。


そういえば授業参観でも、

名前に「花」が付く子どものことを考えたりしていました。


夕方、カレーを作りながら、

自分の心を元気にしてくれる歌はないかな、と考えていたら、

ふと、中孝介さんの大好きな歌が頭の中で流れてきました。


「花」。

よっぽど、花に縁がある日。


『花のように 花のように ただそこに咲くだけで美しくあれ

人は今 人は今 大地を強く踏みしめて それぞれの花 心に宿す』



☆☆☆


数ある「花」という名前の付いた歌があるなかで、

私は、中孝介さんが歌う「花」が好きです。


この歌が、数日続いた私の憂鬱な気分の突破口となりました。


元気のないときにはあえて心に同調するような音楽を聞くと、

その歌が自分の心に寄り添ってくれるように感じます。

"The only way out is through".


そして今、このブログを綴っている後ろでは、

先日紹介した、「愛は花、君はその種子」が流れています。

この歌詞にも、この格言に通じるところがあります。

☆☆☆


理不尽なことや、コントロールできない自然の力に屈しない心をどうやって養っていこう。


「負けない」

そんな強い気持ちにさせてくれるのは、

大切な家族や、花や音楽ではないでしょうか。


中でも、花と音楽は

愚かな世界を生み出してしまう私たち人間に

神様が与えてくれた希望の光のような気がしています。


英語のサイトで、

濃いピンクのガーベラは

"a symbol of gratitude" とありました。

"gratitude(グラティチュード)" というのは、

何かをありがたく思う気持ち。

「ありがとう」という謝意や感謝を表しています。


あたりまえにあるものにこそ、感謝を。


☆☆☆


本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。