6/22(木) 霧多布岬の花の様子を見に行く

 ガスカートリッジの中身があとわずかになり、それが気になって前夜の煮大根は中途半端な煮方になってしまい仕上がりがゴリゴリになってしまった。一晩おいてもガリガリはガリガリのまま。無念。

 持ってきた一升のコメは5匁になり、アルファ米の出番となった。

 

 湿原のエゾカンゾウが真っ盛りだったので、岬もそろそろいいかと見に行った。

 まだ昨夜来のガスが残っている。

 

 

 

 花はたくさん咲いている。これで晴れていればなあ~。

 

 途中、鳥の羽根が落ちていた。何かが何かに食われた跡だろう。

 

 花は美しく咲いている。

 

 

 岬の先端にラッコが浮かんでいた。

 

 ゆるゆるとキャンプ場に戻り、今度はバンガローの裏手に行ってみた。

 ウツボグサが咲いていた。

 

 元ドッグランだった辺りにはエゾカンゾウ。

 

 小鳥が多い。キャンパーが落とした飯粒などを拾っているのかと思いきや、虫もいるようだ。

 

 

 イカツめな顔つきの小鳥。

 

 うん、君は間違いなくイカツいね。

 

 ここの小鳥はカモメやカラスがいても案外呑気にしている。

 

 

 と思っていたら2羽のカラスが小鳥を追いかけ始めた。2羽で連携を取って空中戦をしている。小鳥は2,3度アタックをかわしたが、とうとうカラスが空中で射止めた。すごいものを見た。

 岬への砂利道に散らばった羽根でも思ったが、呑気に見えても野生は野生。食うか食われるかを日々繰り返しているのだなあ。

 2羽で追い詰めた小鳥だが、特に相方に分けるでもなくこのコがほとんどを食った。シビアだ。

 

 

 さて、アタシも飯食うかな←

 持ってきた脚を折り畳んで収納できる簡易棚はテーブルの台として使うことにした。こうするとイスに座ったままの調理も苦ではない。

 魚肉ソーセージとキャベツ入りインスタントラーメン。

 途中でガスが切れ、半ばガリガリのラーメン笑

 

 この日も霧の向こうに日が沈んでいく。白い太陽だ。

 

 厳しいこの地に生まれ育ち、他の土地を知らず生涯を過ごした大昔の人は、夕日は白いものだと思っていたかもしれない。