突然ですが、私は幼いころから「競争」が苦手です。

運動会のかけっこで順位がつくのでさえ、何が面白いのか理解できませんでした。(運動が苦手だったのもありますが💦)

 

「misatoちゃんが一番上手」「○○ちゃんより~できてる」という誉め言葉としていただく言葉にも、嫌悪感を抱いてしまうことがりました。

逆に、競争上良い結果ではなかったとき、「悔しいでしょう?」と聞かれて、「そういう気持ちになることが期待されているんだな」と思ってうなずいてみるものの、「悔しい」ではなく「悲しい」「仕方ない」という感情しかありませんでした。負けた悔しさをバネにして頑張るというのはよく分からない感覚でした。

 

バレエは、階級や配役がつきものなので、自分の性格はバレエダンサーには向いていないんだとずっと思っていました。自分には勢いとか積極性みたいなものが足りないと感じます。無意識・意識的に競争を避けてしまうクセがあり、チャンスを逃すことがよくあります。そんな自分が情けなくて、変えようと努力してきました。でも、変えようとして意に反した行動・言動をするほど、自分のことが嫌いになり、苦しいことに気がつきました。


私がバレエを仕事にしているのは、単純に音楽に合わせて踊ることが大好きで、バレエが自分を表現できる最も適した方法だと思うからです。そして、自分のパフォーマンスで、人の心を動かしたり、勇気づけたりできたら良いなと思うからです。その思いを持ち続け、自分を磨き続けていけば、きっと素敵なダンサーになれると信じます。気が弱いところもあるけれど、そんな自分だからこそできる表現や役割があるはずです。

 

最後に最近私が勇気づけられた歌詞を共有します。

 

世界で一つの 輝く光になれ 私でいい 私を信じてゆくのさ 遠回りしても 守るべき道を行け 私でいい 私の歩幅で生きてくのさ

(superflyさんのbeautifulより)

 

 

紅葉が素敵な季節ですもみじ

 

misato