香港バレエによるシンデレラ
子ども向けにナレーション付き(英語or広東語)で、1時間程にアレンジされています。
継母役のダンサーが踊りながらナレーションも担当しているのですが、これが超面白い
作品の楽しみ方やステップについてもさらっと説明してくれます‼
お話には現代の要素がとりいれられていてコントのようでありつつ、踊りの部分はしっかりバレエが観られます
公開期間はあと数時間ですが(4日深夜まで)、是非多くの方に観ていただきたいです!
子ども向けのバレエと言えば・・・
私が留学していたEnglish National Ballet Schoolでは、2年生の生徒が、子ども用に1時間程にアレンジされた古典バレエ作品を英国各地で上演ツアーする「マイファースト」というプログラムがありました。半年間で約50公演も行います‼
私の年は「眠れる森の美女」で、人生で初めて主役を頂きました。
毎回終演後に目をキラキラ輝かせた子どもたちがサインや写真をもらいに来てくれたことは忘れられません。今は少し大人になったその子たちも、きっと心動いた体験を覚えてくれているといいなと思います。
この経験で「お客さんに楽しんでもらうために踊りたい」という気持ちが強くなった気がします。
舞台上、後ろにいるのがナレーションの方。オーロラが過去を振り返るという設定でした。
プログラムにもキャラクター紹介や塗り絵など様々な工夫があり可愛かった
敷居が高いと思われてしまいがちなバレエ鑑賞。
特に日本では、バレエ公演を観に劇場に行っても客席には関係者ばかり
確かに何も知識がないと、3時間もセリフのない踊りを楽しむのは難しいのかもしれません。
でも、舞台上のダンサーが作り出す非現実的世界観や身体美を一度知ったら、きっとバレエの虜になってしまうはず。「バレエは分からないから・・・」と言われてしまうのは悲しいです。
今後、香港バレエのシンデレラやマイファーストのように、子どもたちやバレエを習っていない人にも気軽にバレエを楽しんでもらえるような舞台づくりの工夫が必要だと感じています。
misato