次女の話をします。
それは、お腹にいる時から
強く蹴ったりすることもなく
出産予定通りの日に陣痛を起こし
のんびり、ゆっくりと
産まれた子でした。
次女が産まれた時、長女はまだ1才8カ月。
自宅に来た『妹』を、なんだこれ?という感じで見ていました。
突然現れた『妹』に、長女はやきもきして、
ベビーベッドを奪ったり、おしゃぶりを取り上げたり、
急に赤ちゃん返りをしていました。
そんな長女と育った次女。
『お姉ちゃん』は『絶対的』で『憧れ的』な存在でもありました。
長女が5才の時にピアノを習いたいと始めると、
次女も、『私もー!』と真似ました。
長女はすぐに飽きてしまい、小3の時にスパッとやめました。
次女は、姉の分も頑張りました。
コンクールにも出て、全国大会に出ることもありました。
その中、長女が始めたバスケットボール。
次女も、『私もやりたい』と始めました。
ピアノと両立してひたすら頑張りました。
バスケットボールのコーチや監督からは、
『次女は基本的に長女よりも賢い(はず)!センスもいい(はず)!』と期待をかけられ、
鬼のような練習に耐えながら、
『ガード』としてのポジションを与えられ
誰よりも怒られ、叱られ、速さを求められ
ミニバスをやりきりました。
その頃、長女は中学生の難しい時期で、
反抗ばかり。
部屋も汚い、洗濯出さない、ある日は暴言も吐き、
わがまま放題でした。
でも、長女は長女なりに、苦しい中学生活を頑張っているのだ、と分かっていたので、
私なりに支えてきました。
次女はその間も『良い子』でした。
休みの日や早帰りの日は、お願いしなくても
洗濯をたたんでくれていました。
学校のテストも問題ありませんでした。
『母の日』には、お花をサプライズプレゼントしてくれました。