母の死後、色々な場面で、母の知人から最期の様子を聞かれました。

そこそこの歳の人が亡くなったのなら、それ程聞かれないのかもしれません。

この世を59歳で去った母。
やっぱり・・・「どうして??」と思う方が多いんでしょうね。


原因を聞かれたら、「癌だったんです」と答えました。
多くの方からは、「じゃぁ入院していたの?」と聞かれました。



母が、抗癌剤を最後まで受けなかった事。
自然を愛していた事。
癌を受け入れて、共に生きてきた事。
最期まで生きる事を諦めず、弱音を吐かなかった事。
一晩も病院のお世話にならなかった事・・・・・・・・

否定されても仕方ないと思っていました。
病院の言う事を聞かないから、こんな事になったんだと
責められることもあるだろうと覚悟もしていました。




でも・・・

そんな様子を伝えると、多くの方から、涙ぐみながらも
「tomoちゃんらしい・・・」と言われました。
優しい笑顔で、「tomoちゃんらしいね」と。



母は・・・
いつも、どんな時も、
自分らしさを持って生きていたんですね。

悩んでも、迷っても、
いつも、自分らしさを失わなかった。

いつも『tomoらしかった』んですね。


素敵だなって思います。


私は・・・
自分の『らしさ』がわかりません。



ふと、
中学の卒業アルバムを思い出して。

そこに書かれていた事。

「その笑顔を大切にね」



何十人にも書いてもらった言葉の多くが
私の『笑顔』の事でした。


今、
その頃に比べて随分笑顔が減ってしまった気がします。

『私らしさ』がみんなの言う『笑顔』なら・・・
このままじゃ消えちゃうな。。。

なんて思って。





母の様に
素敵に、『らしく』生きられたらいいのだけれど。。。