人生の青写真

 

〈人生はあらかじめ決まっているのか?〉

 

「子どもが親を選ぶ」

 

このことばに最初に出会ったのは、ドイツの教育者のルドルフ・シュタイナーだったと思う。

 

だとすると、人の人生はある程度「決まっている」ということになる。

 

あるいは生まれるときに、あらかじめ学ばなければならない「課題」がある、と見ることもできる。

 

「人は同じ空間にいて、まったく違う世界を生きている。」

これはNLP(神経言語プログラム:Neuro-Linguisutic Programming)を学んだ時に、出会ったことばだ。

 

みんなそれぞれ五感の特徴(得意、不得意、感じやすい感覚、感じにくい感覚)が違い、違う受け止め方をする。

みんな「受け止め方」が違って、違う反応をする。

 

だから同じ空間で同じことを学んでも、結果が違ってくる。

そこにはさまざまな要因が働く。

 

幼稚園で働きはじめたとき、「こんなにいろんなご家庭があるんだ!」ということが新鮮な驚きだった。

 

私は私の世界観の中だけでもんもんと悩んでいたのだ。

そのとき「自由」になったと感じた。

 

新しい世界との出会いは、私の自由を広げてくれた。

 

 

自分の世界観だけで、世界を見ているのだと「知る」だけでも楽になる。

 

だから、「私ばっかりなんでこんな目に会うの?」と思っても、

「そこに私の『課題』があるのだとしたら?」

と問いかけてみるようになった。

 

もしも私の「得意」を極めるために、今の環境が「セッティング」されているのだとしたら?

 

小さな「問い」が私の世界を変えてくれた