今朝門を開けに行ったら風に乗って沈丁花の香りが。
おれの中では沈丁花=卒業式の公式があるんだな。
高等部までいた学校の寄宿舎の玄関横に3月前後になると満開の沈丁花が。
いい香りを放ってるんだね。
ちょうどその頃に卒業式があるもんだから学習してしまったんだろう。
うちの職場の花壇にも以前は沈丁花があって、それはそれはいい香りを放っていてね。
東北の患者さんにはこんなことを。
関東の人は庭先に香水をまいているのかと思ってましたよって。
東北にだって沈丁花はあるだろうに。
たまたまその患者さんのところでは見かけることがなかったのかもしれんけど。
おれはさ、沈丁花と金木犀の香りが大好きなんだな。
でも、どういうわけか切ない。
金木犀なんかわどんな学習をしてしまったからなのか分かってない。
風に乗って沈丁花の香りがきたってことは寒さももうすぐ終わりだ。
あぁ、おれの中での卒業するものは今のところない。

沈丁花、旅立つものに、応援花。
心の一句をこんなふうに描いてみた。
では、おひらき。